『国語』とは? わかりやすく解説

『国語』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 07:29 UTC 版)

粛慎 (中国)」の記事における「『国語』」の解説

仲尼曰「隼之來也遠矣。此肅慎氏之矢也。昔武王克商、通道九夷、百蠻、使各以其方來貢、使無忘職業。於是肅慎氏貢楛矢・石砮、其長尺有咫。先王欲昭其令德之致遠也、以示後人、使永監焉、故銘其栝曰『肅慎氏之貢矢』、以分大姫、配虞胡公而封諸陳。古者、分同姓珍玉、展親也;分異姓以遠方之職貢、使無忘服也。故分陳以肅慎氏之貢。……」(語) (陳国宮廷で隼が矢に刺され死んでいるのが見つかり、陳の君主はこのことについて孔子に問うた。)仲尼孔子)は、「隼は遠くからきたのです。これ(隼に刺さっている矢)は粛慎氏の矢です。昔、(周の)武王が商に勝ったとき、周辺異民族に道が開け各々(の民族)に自分得意なもの貢物として持ってこさせることで、職能忘れさせないようにしました。この時、粛慎氏は(楛という木)でできた矢と石弓持ってきました。(矢の)長さは1尺1咫(およそ36cm)ありました先王武王のこと)はその威令人徳遠方まで至っているということ明らかにしようと欲し、後の人に示すため、長くこれを見定めさせました。だからその矢の端の弓の弦にかけるところに粛慎氏貢物である矢』と記しました。そして大姫武王の娘)に(弓矢を)分けて、虞胡公結婚させ、(虞胡公を)ここ陳に封じました(土地与えたということ)。古くは、(王と)姓が同じ者には、珍しい宝物分け与えました。親戚重視したからです。(王と)姓が異なる者には遠くからの(それぞれの民族の)生業応じた貢物分け与えました。服従することを忘れさせないためです。(すなわち、遠方異民族ですら服従するのであるから、姓が異なからといっても、服従しなくてはならないと思わせようとした)だから陳(という周の王室とは姓が異な諸侯)には粛慎氏貢物分け与えたのです。……」と言った

※この「『国語』」の解説は、「粛慎 (中国)」の解説の一部です。
「『国語』」を含む「粛慎 (中国)」の記事については、「粛慎 (中国)」の概要を参照ください。

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