『冒険世界』残留に関して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/03 07:49 UTC 版)
「河岡潮風」の記事における「『冒険世界』残留に関して」の解説
『冒険世界』に残ったことに対して寄せられた非難に対し、河岡と阿武は、一切の弁明、反論をしなかった。時を経ずして河岡が世を去っていることもあり、河岡の真意は不明である。しかし、阿武に関しては後に、「押川は会社と対立こそしたものの、『冒険世界』という雑誌には愛着を持っていたため、信頼できる友人である阿武に雑誌を頼んでいた」ということが明らかになり、メンバーと和解している。また、河岡は他の天狗倶楽部メンバーとは違って博文館の社員であり、移籍がそこまで簡単ではなかったということも指摘される。 これらのことから横田順彌は、「おそらく河岡も同じ(押川から頼まれていた)であったのだろう」「河岡は、自分の本心を他のメンバーに伝えたかっただろう(中略)けれど、わかる時がくればわかるとして、それをしなかったのが、河岡の美学に違いなかった」と推測している。
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