『使徒言行録』での言及
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/22 08:13 UTC 版)
『使徒言行録』では以下の2箇所での言及がある。 そして、町中が大混乱に陥り、人々はパウロの道連れであるマケドニヤ人ガイオとアリスタルコとを捕えて、いっせいに劇場へなだれ込んだ。 — 『使徒言行録』19章29節、口語訳聖書 (Wikisource) これはエフェソにパウロが滞在していたおりに、デメトリオという銀細工師の演説がきっかけで起こった騒動によって、パウロの同行者たちが捕らわれた場面である。 プロの子であるベレヤ人ソパテロ、テサロニケ人アリスタルコとセクンド、デルベ人ガイオ、それからテモテ、またアジヤ人テキコとトロピモがパウロの同行者であった。 — 『使徒言行録』20章4節、口語訳聖書 (Wikisource) こちらは上記のエフェソの騒動の後、マケドニア州に赴いた際のパウロの同行者たちである。近い時期についての描写であるが、19章で言及されていたマケドニア人ガイオと、20章で言及されているデルベのガイオについては、新共同訳スタディ版では別人であろうとされており、同様の見方をする文献がある一方、同一人物の可能性を指摘する文献や、同一人物と推測する論者多数とする文献などもある。
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