『エッダ』と『ラグナル頌歌』
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「ヒャズニングの戦い」の記事における「『エッダ』と『ラグナル頌歌』」の解説
『詩語法』と『ラグナル頌歌』においては、ヘグニの娘ヒルドが、ヘグニがしばらく不在にした間にヒャッランディ(英語版)の息子であるヘジンという名の王子によって誘拐された部分が合致している。ヘグニは帰還すると、すぐに娘を捜し始めた。より古い詩である『ラグナル頌歌』においては、ヘグニは彼女と、ヘジンがその軍勢と共に待っていた島をようやく見つけた。この島は、『詩語法』の中ではスノッリ・ストゥルルソンによってオークニー諸島の中のハー島として説明される。 ヒルドは自分の父を歓迎し、ヘジンの代理として、父に和睦と首飾りを提供した。しかしヘグニはその剣ダーインスレイヴをすでに鞘から抜いていた。その剣は、決して癒えることのない傷を与え、テュルフィングのようにいったんそれが鞘から抜かれたら常に人間を殺した。戦いが起こり、そして彼らは一日中戦い、多くの人々が死んだ。夜になるとヘジンとヘグニは彼らの野営設備に戻った。しかしヒルドは戦場に留まった。彼女は呪文で彼らを復活させ、倒れていた兵士達は改めて戦い始めた。そしてこれはラグナロクまで続いた。
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