「1日限りのアメリカ合衆国大統領」の出現
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「ザカリー・テイラー」の記事における「「1日限りのアメリカ合衆国大統領」の出現」の解説
詳細は「アメリカ合衆国大統領の継承順位」を参照 テイラーは宗教的な信条を理由に、日曜日に宣誓するのを断り、1849年3月5日(月曜日)に就任宣誓式を行った。これが空白をもたらしたことから、デーヴィッド・ライス・アッチソン上院仮議長が大統領代理になった。第11代大統領ジェームズ・ポークの任期は、4日(日曜日)の正午に満了した。また、副大統領のジョージ・ダラスは2日に上院議長を辞任し、アッチソンが上院仮議長に選ばれ、5日に再度アッチソンが上院仮議長に選ばれた。合衆国憲法の「正副大統領が執務できない場合には上院仮議長がその職務を行う」との規定により、アッチソンが大統領だった、という訳である。墓石には、アッチソンが1日限りの大統領であったと刻まれている。 しかし、上院仮議長としてのアッチソンの任期満了日が3月3日であったとすると、その主張はどうやら疑わしいようである。実際、アッチソンも大統領就任の宣誓をしていないのであるから、単にテイラーが宣誓しなかったからといって、アッチソンを大統領とすることは筋が通らないとする向きもある。
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