「青銅」を名称に用いている合金
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 04:31 UTC 版)
「青銅」の記事における「「青銅」を名称に用いている合金」の解説
本来、「青銅」は錫を含む銅合金の意味であるが、これが銅合金として有名であるために、アルミニウム青銅・マンガン青銅・ニッケル青銅・シルジン青銅などでは、「青銅」の語が錫が含まれていることを示すというよりも銅合金一般の代名詞として用いられている。このため、銅と錫からなる通常の意味での青銅を「錫青銅」と呼ぶこともある。同様に今日ベリリウム銅と呼ばれている合金も当初はベリリウム青銅と呼ぶことがあった。なお、リン青銅は錫を含んでおり、すなわち(通常の意味での)青銅にリンを加えた合金である。 一方、近年開発された銅合金の場合は、チタン銅、ジルコニウム銅、クロム銅のように主要合金元素名に銅をつけてよぶようになっている。オリンピックの銅メダルも、純銅ではなく、英語でBronze medalと呼ばれるように、青銅で作られている場合が多いが、同じ銅主体の合金でも、銀、亜鉛、ニッケルとの合金の場合もある。
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