「里見八犬士」の出典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 23:36 UTC 版)
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「里見八犬士」は、もともと享保2年(1717年)に刊行された槇島昭武編『和漢音釈書言字考節用集』(「増補合類大節用集」とも。馬琴は肇輯に付した「八犬士伝序」に「槇氏字考」として言及している)に、「尼子十勇士」などとともに掲載された武士の名前のリストである。『和漢音釈書言字考節用集』では「犬山道節・犬塚信濃・犬田豊後・犬坂上野・犬飼源八・犬川荘助・犬江新兵衛・犬村大学」の名が列挙されている。 かれらの活動時期や事跡はもとより、実在したかどうかも明らかではない。馬琴は、実在したかもしれない8人の武士の物語ではなく、彼らの名を借りた伝奇小説(稗史)をつくると言明している。
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