「蟻の街」移転と潮見教会設立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 20:01 UTC 版)
「潮見」の記事における「「蟻の街」移転と潮見教会設立」の解説
住民が入植する前の、1960年(昭和35年)6月4日、隅田公園一角にあった廃品回収を生業とする「蟻の街」が、東京都江東区深川8号埋立地へ移転した。敷地面積は16000m2で、旧蟻の街の10倍であった。新蟻の街では、バタ車と呼ばれた手押し車や重労働であった梱包作業は姿を消し、トラックとベルトコンベヤによる全自動装置によるものに変わった。公衆浴場、児童公園、保育室などの福利厚生施設も建設されるなど、恵まれた社会環境が整備された。蟻の街教会はカトリック枝川教会となって小教区に認められ、現在はカトリック潮見教会と名称を変更している。埋立地「潮見」の成り立ちを物語る貴重な歴史の記録である。潮見教会の礼拝堂入口や教会のホームページにも、詳述が掲載されている。(詳細は項目「蟻の街」を参照)
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