「脱亜論」掲載後の論説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 10:19 UTC 版)
ウィキソースに朝鮮人民のために其国の滅亡を賀すの原文があります。 「脱亜論」の5ヶ月後の1885年(明治18年)8月13日に掲載された論説に、「朝鮮人民のためにその国の滅亡を賀す(朝鮮滅亡論)」がある。政府による「一国民としての栄誉、生命と私有財産の保護」が行われない現状であるならば、朝鮮に支配の手を伸ばしているイギリスやロシアの法治にある方が、朝鮮人民にとっては幸福ではないかと逆説的な主張をしている。この論説の結尾はこの通りである。(この社説を掲載した時事新報は、8月15日から1週間の発行停止処分となったため、続編の「朝鮮の滅亡は其国の大勢に於て免るべからず」は没となった。) 故に我輩は朝鮮の滅亡、其期遠からざるを察して、一応は政府のために之を弔し、顧みて其國民の為には之を賀せんと欲する者なり。 — 『時事新報』1885年(明治18年)8月13日、 朝鮮人民のために其国の滅亡を賀す
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