「神への冒とく」判決問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 22:35 UTC 版)
「モンセフ・マルズーキ」の記事における「「神への冒とく」判決問題」の解説
2012年3月28日、2人の男が「神への冒とく」によって有罪判決を受け、7年半の懲役刑に服することになった。2人はネット上に、預言者ムハンマドと妻アーイシャがセックスをしているイメージ画を投稿していた。マルズーキは5月のアルジャジーラ英語版とのインタビューで、この一件によって、チュニジアにおける市民の自由が脅威に晒されているとは感じないと答えた。 5月3日にはさらに、ネスマTVオーナーのナビール・カルーイなど3名が「神への冒とく」と「公序良俗をかく乱した」かどで有罪となった。ネスマTVは、神の視覚表現がある2007年の映画「ペルセポリス」の吹き替え版を放送することにしていた。責任者であるカルーイには2400ディナール、映画の吹き替え制作に携わった放送局の番組編成ディレクターと女性団体代表にはそれぞれ1200ディナールが罰金として科せられた。この件について、マルズーキはチュニスの大統領宮殿で記者らに「この評決は、チュニジアのイメージを悪くするのではないか。いま、チュニジアについて話している世界中の人々は、もれなくこのことを話題にしているだろう」と述べた。
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