「氷山」を用いた表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 05:30 UTC 版)
氷山の一角 海上に見える氷山は一部であり、海中にある氷山が大きいことから、全体像が明らかになっていない中で一部のことが明らかになっている状態のことを「氷山の一角」と比喩した表現をすることがある。 英語でも the tip of the iceberg と言う。 以吾所見乃氷山也(訓読:吾が見る所を以てすれば、乃ち氷山なり) 中国唐代、張彖が楊国忠の権勢を、太陽の下で溶ける氷山のようだと評した(『開元天宝遺事』)ことから、氷山は頼りないものの喩えに使われる。 ※ただし、唐代の中国人の地理知識の範疇で、海洋に浮かぶ氷山の存在を知っていた可能性は低く、この表現の中の「氷山」とは本項で扱っている熟語としての意味ではなく、字義通りの「氷の山」と捉えるべきである。 本項で説明されているとおり、海洋を航行する船舶にとって本項の氷山は、「頼りないもの」とするには極めて危険な存在である。
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