「気持ちが入ってないからボールだ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 01:44 UTC 版)
「二出川延明」の記事における「「気持ちが入ってないからボールだ」」の解説
1956年の南海ホークスの試合で、皆川睦雄が3-0からカウントをとるためにど真ん中に軽く投げ込んだ直球をボールと判定した。ボールは明らかにストライクゾーンを通過しており、当然、捕手の野村克也および皆川が猛抗議したが、二出川は「気持ちが入ってないからボールだ」と一喝した。野村はこの滅茶苦茶な理由に憤慨し、後の書籍でもこの件に度々触れて不快感を露わにしている。逆に皆川はこれに感銘を受け、以後、一球たりとも手を抜かないよう心がけるようになった。なお稲尾和久も同じようにど真ん中のストライクをボールと判定されたエピソードがある。当然ながら稲尾が抗議したところ、二出川は「新人の君に教えといてやる。プロの投手にとってど真ん中はボールなんだ」と答えたとされる。ただし、これらの件は明らかな越権行為であり、当時の時代背景の中で許されただけの話である。
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