「とうとうたらりたらりら」について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 01:20 UTC 版)
「翁 (能)」の記事における「「とうとうたらりたらりら」について」の解説
法華五部九巻書には、この文句を猿楽の聲歌(しょうか)としている。(聲歌は、笙や篳篥、笛や鼓の楽譜を声で歌うことをいう)また、仏法への深義を出すものと記されていることから、仏法への陀羅尼的な性質を持たせていることも明瞭である。よって、陀羅尼的な意味を持たせた聲歌というように考えることが正しいのである。謡い方 法華五部書に記されている「千里也・多楽里・多楽有楽・多楽有楽・我利々有・百百百・多楽里・多楽有楽(ちりや・たらり・たらありら・たらありら・がりりあり・とうとうとう・たらり・たらありら)」が区切りが変わり、「千里也多楽里多楽有楽・多楽有楽我利々有百・百百多楽里多楽有楽(ちりやたらりたらありら・たらありらがりりありとう・とうとうたらりたらありら)」となり、さらに順序が変わり、「百百多楽里多楽有楽・多楽有楽我利々有百・千里也多楽里多楽有楽・多楽有楽我利々有百(とうとうたらりたらありら・たらありらがりりありとう・ちりやたらりたらありら・たらありらがりりありとう)」という現在の謡い方に変化した。
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