“国際競争力”の誤用の指摘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 08:17 UTC 版)
「競争力」の記事における「“国際競争力”の誤用の指摘」の解説
国際競争力は為替レート次第で変動するために、為替レートを無視した国際競争力という概念は経済学には存在しない。 また、様々な研究者・研究機関が独断と偏見に基づいて国際競争力を定義している。実際には、多くの経済学者が指摘しているように、特にマクロ経済学において、国際競争力なる考え方は存在しない。もし国際競争力の概念に実質的な意味があるとしても、生産性に向き合う国民という事実の上に存在しており、国際競争力の漠然として間違った概念の批判と平行して、エドモンド・トンプソンのような系統だった厳格な試みが練り上げられる必要が有る。 なお、例外として、マクロ経済環境に起因する自国と他国の輸出企業の相対的な収益性変動(=交易条件指数/実質実効為替レート指数)という意味でならば、適した語が見付からず、この用語があえて使われた例がある。
※この「“国際競争力”の誤用の指摘」の解説は、「競争力」の解説の一部です。
「“国際競争力”の誤用の指摘」を含む「競争力」の記事については、「競争力」の概要を参照ください。
- “国際競争力”の誤用の指摘のページへのリンク