Ѕに関わる諸事項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 01:11 UTC 版)
ロシア語では Ѕ で表していた音が З と同じ /z/ に変化したため、1708年に З に統合された。ただし、З を Ѕ に統合すべしとの意見もあり、最終的に З に統合されるまでにはやや紆余曲折があった。 ルーマニア語では19世紀半ばに文字自体がラテン文字に切り替えられ、用いられなくなった。モルドバ語でのキリル正書法でも用いられていない。 セルビア語では19世紀半ばまで用いられていた。 マケドニア語のアルファベットに加えられたのは1944年である。 マケドニア語以外のキリル文字を使うスラヴ語にも /dz/ の音は存在しており(ただしロシア語では前述のとおり、固有語の /dz/ は /z/ に吸収されており、外来語にのみ現れる)、それらの言語では Ѕ の代わりに「ДЗ」が用いられる。特にベラルーシ語では「ДЗ」がしばしばひとつの文字のように扱われる。 ラテン文字の S と同形。
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