β+崩壊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 11:10 UTC 版)
詳細は「陽電子放出」を参照 陽子が陽電子(ベータ粒子)と電子ニュートリノを放出して中性子になる現象。正のβ崩壊、陽電子崩壊とも呼ぶ。一般的に陽子過剰核、すなわち安定同位体よりも中性子の少ない核種でβ+崩壊が発生する。 p + ⟶ n + e + + ν e {\displaystyle {\ce {p^{+}->{\mathit {n}}\ +{\mathit {e}}^{+}\ +\nu _{\mathit {e}}}}} クォークのレベルでは、陽子のアップクォーク一個がダウンクォークに変化する。次のように表される。 u ( 2 / 3 ) + → d ( 1 / 3 ) − + e + + ν e {\displaystyle \mathrm {u} ^{(2/3)+}\to \mathrm {d} ^{(1/3)-}+{\mathit {e}}^{+}+\nu _{\mathit {e}}} 原子核内で起こった場合、原子番号が一つ小さい元素に変化する。 Nd 60 132 ⟶ Pr 59 132 {\displaystyle {\ce {_{60}^{132}Nd -> _{59}^{132}Pr}}} 、ネオジム132からプラセオジム132(半減期 1.75分)。
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