警防団
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警防団(けいぼうだん)とは、第二次世界大戦勃発直前の1939年(昭和14年)に「警防団令」[1](1月25日公布、4月1日施行)を根拠として、主に空襲或いは災害から市民を守るために作られた団体である。警察および消防[注釈 1]の補助組織としての任務が課されていた[2][注釈 2]。 日本の敗戦に伴って存在意義が薄くなったため1947年(昭和22年)に廃止され、消防団に改組移行された。
注釈
- ^ 戦前の日本の消防は警察の一部門であった。
- ^ この当時はまだ用語も概念もなかったが、現在ならばジュネーヴ諸条約第一追加議定書第6章に規定されている「文民保護組織」がほぼ相当すると考えられる。 詳細はジュネーヴ諸条約第一追加議定書第6章の条文を参照のこと。
- ^ 各組織などが発行している「警察史」・「消防史」・「都道府県史」・「市町村史」などに断片的な記述が見られることがあるが、軍や警察と異なり全国の組織を実際に統括指揮する官公庁も無かったため、記録や資料自体が軍や警察と比較した場合の絶対数が少ない。
- ^ 服制では単に「帽」と呼んでいるだけだが、いわゆる「略帽」の定めはなく、「帽」が名実ともに制帽である。
出典
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