一番槍とは? わかりやすく解説

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いちばん‐やり【一番×槍】

読み方:いちばんやり

戦場最初に敵陣突き入れること。また、その人

最初に手柄をたてること。また、その人


一番槍

作者高橋直樹

収載図書鬼哭死譚
出版社中央公論社
刊行年月1998.4

収載図書斬刃―時代小説傑作選
出版社コスミック出版
刊行年月2005.5
シリーズ名コスミック時代文庫


一番槍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 09:18 UTC 版)

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一番槍(いちばんやり)とは、交戦の口火を切る軍団もしくは個人のことであり、必ずしもを用いた場合とは限らない。主に戦国時代の合戦で用いられた言葉であるが、現代社会においても最初に手柄をあげた人の事を指す。

概要

主に日本戦国時代の合戦では、敵軍に対し最初に槍で勝利をあげた者を指した。それ自体が勇猛な証であると評価されたことから、武士の名を高めるほか恩賞の対象となった。なお、一番太刀も存在した[1][2]

弓や鉄砲などの飛び道具には適用されることはなく、討ち取った相手の身分により恩賞が変わるだけであるが例外もある。

武士の誉れとなる為にしばしば一番槍を巡って軍令違反も生じた。珍しい例では徳川家康の家臣団であった水野勝成は、大将格であったにもかかわらず一番槍をあげ軍令違反として処罰されている(表面的な理由は、大将格が序盤で戦死すると総崩れになる可能性を危惧したものだが、統率者としての自己顕示欲の強さを戒める面もある)。

また軍令違反であるからといって必ずしも処罰を受ける訳ではない。関ヶ原の戦いでは東軍の先陣は福島正則が務めることになっていたが、徳川家臣の井伊直政徳川家康の四男で直政の娘婿の松平忠吉が抜け駆けをして銃撃による一番槍で開戦の火蓋を切った。

脚注

  1. ^ 笹間良彦『図説 日本武道事典』(柏書房、1982年)66ページ
  2. ^ 二木謙一 監修『図解 戦国合戦がよくわかる本 武具・組織・戦術・論功行賞まで』(PHP研究所、2013年)155ページ

関連項目

外部リンク


一番槍(いちばんやり)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 09:43 UTC 版)

ムシブギョー」の記事における「一番槍(いちばんやり)」の解説

敵の動き瞬時読んで見切り回転をかけた十文字槍で「一番槍」から「二番」「三番」「四番」「十番」の順に正確かつ連続に貫く。蟻塚残骸粉砕する威力を持つ。

※この「一番槍(いちばんやり)」の解説は、「ムシブギョー」の解説の一部です。
「一番槍(いちばんやり)」を含む「ムシブギョー」の記事については、「ムシブギョー」の概要を参照ください。

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