越前大仏 特徴

越前大仏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 19:41 UTC 版)

特徴

毘盧舎那如来の大仏。中華人民共和国洛陽市にある龍門奉先寺座像をモデルにしている。像高は17.0m。

建立の経緯

地元出身の実業家、相互タクシーの創業者多田清の手により建立され、1987年(昭和62年)5月28日に開眼供養[1]

大師山清大寺は、当初観光目的の寺院であったが、2002年(平成14年)12月20日に臨済宗妙心寺派の寺院となり宗教法人となる。当初、宗教法人にしなかったのは、勝山市に固定資産税等の税金を納めたかったためであると言われている。拝観料は当初、大人は3000円であり、その後2500円、1000円を経て、現在(2020年4月現在)は500円にまで下がっている。

参詣者数は当初から伸び悩み、「門前町」と称する土産物店街は現在一軒のみ。1996年から納税が困難になり、2002年と2004年より土地、建物を勝山市が管理するようになった。大仏と大仏殿は清大寺が管理し、敷地内の土地や五重塔などの建物は公売に出されたが、2007年以降、計9回の公売がすべて不調に終わり、買い手は見つからなかった。

2018年に勝山市は滞納市税約40億円を民間の債権放棄に相当する不納欠損処理を決定した。これにより寺が持つ土地、建物の差押物件はなくなった[2]

伽藍

所在地

福井県勝山市片瀬50字


  1. ^ 福井県史年表 - 福井県文書館
  2. ^ 「越前大仏」の滞納40億円を放棄 勝山市、回収見込みなく差し押さえ解除”. 福井新聞 (2018年9月28日). 2018年10月12日閲覧。


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