自動改札機 脚注

自動改札機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/15 18:41 UTC 版)

脚注

注釈

  1. ^ 名古屋市交通局など、管轄地域内在住の障害者には無料で乗車可能な「福祉特別乗車券」をICカードに搭載して発行し、視覚障害者を含む大半の障害者はICカードを利用している例もある。
  2. ^ 伊予鉄道は全駅カードリーダの簡易式のみ。
  3. ^ 伊予鉄道では、2014年2月15日まで松山市駅にのみ切符用の自動改札機があった為全駅の切符が磁気化されていたが、ICい〜カード普及と他の郊外線駅への磁気券式自動改札機設置が行われなかった事を受けて撤去された事に伴い磁気化されていない切符に変更されている。
  4. ^ ICカードを読み取る時間を要することから、かざすだけの場合は動作が安定しないことが、自動改札機の実験で判明した。そのため、事業者によっては使用方法として「タッチ」「ふれる」「あてる」等の説明をしている。[17][18]
  5. ^ 2000年代からのチケットレス化の流れに加え、2008年にIATA加盟の航空会社において航空券の電子化が義務付けられた事により、従来の磁気テープ式の航空券が撤廃された為、電子化された航空券データを読み取る方法としてICカードやQRカードが印字されたeチケットが導入された。それに合わせてチケット投入部がICカードリーダー兼QRコードリーダーに置き換えられた改札機が導入されるようになり、2017年現在は日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)など国内主要キャリアが運航されている空港の殆どで導入されている。
  6. ^ 2015年3月現在で自動改札を導入している駅は高知駅高松駅の2駅のみ。
  7. ^ 2023年8月現在で福岡県・佐賀県以外で自動改札を導入している駅数は熊本県鹿児島県が5駅で最も多く、宮崎県は1駅で宮崎駅のみに導入されている状況である。
  8. ^ たとえば、2017年現在でもトークンを販売している米国で数少ない事業者であるフィラデルフィアSEPTAではIC乗車券"Key Card"の導入に際する機器更新時に自動改札機のトークン投入スロットを廃止しており、将来的にはトークン自体を廃止する方針も打ち出している。[37]
  9. ^ アメリカ合衆国のリットン・インダストリーズ社などの技術を基本としたもの。「旅客駅コード及びサイバネ規格第1号(いわゆる『サイバネ規格』)」が定められる以前であり、定期乗車券は現代のものよりも大型で、郵便ハガキよりもやや小さい程度の大きさがあった。
  10. ^ 駅業務機器や定期券発行機と組み合わせた総合システムとしては日本初。我が国で初めて、出札・改集札業務が完全自動化された鉄道事業者であった。
  11. ^ 首都圏で最初の完全自動化路線
  12. ^ 新京成電鉄との直通運転、連絡運輸を行っていたことから、自社における本格採用にも拘わらず、クローズドシステムにはなっていなかった。これを補完するために、指令センターからの遠隔操作による乗越精算機を設置するなど、駅業務システムの機械化・無人化にも積極的に取り組んだが、結果としては、旅客に定着せず、実用化には至らなかった。
  13. ^ 社名変更前の阪急電鉄。同社では社員証(定期券を兼ねている)も含めた徹底した磁気化を進行させていた。
  14. ^ 1972年(昭和47年)10月5日、尼崎駅に11台を初設置。1982年(昭和57年)2月28日には改集札業務の自動化が完了。[41]
  15. ^ 最初の設置駅は樟葉駅(1971年)[42]
  16. ^ 最初の設置駅は和歌山市駅(1972年)
  17. ^ 〔現〕大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)
  18. ^ 祐天寺駅学芸大学駅桜木町駅
  19. ^
  20. ^
  21. ^ 自動改札機の実用化試験を行う一方で、乗降客の少ない駅では券面に「入挟省略」と表示して入場改札を省略するなど、駅務業務の合理化に関して二極化した複数の考え方が存在していた。
  22. ^ 回数乗車券はまったく磁気化されていなかった。自動改札機設置駅発の場合ですら、当時一般的であった11連の紙券が発売されていた。
  23. ^ 定期乗車券の発売は既に集約化されていたが、例外として、集約化駅ではない学芸大学駅、都立大学駅、元住吉駅、大倉山駅、武蔵小山駅等にも定期券発行機が設置されており、自駅発着限定で新規・継続の発売業務を取り扱っていた。磁気化券発行による旅客の利便性向上が目的で、他社線や旅行代理店等で発行された自駅着の非磁気化券は、申し出により、当該窓口で磁気化券に交換することができた。
  24. ^ 新玉川線(渋谷駅、三軒茶屋駅)の定期券発行機では、紙券をラミネートしてエンコードする方式に代わって、磁気コートされたプラスチック券が発行されていた。
  25. ^ 浜松町駅 昭和44年10月[44]
  26. ^ 中野坂上駅(1974年3月)、恵比寿駅(1974年7月1日)、池袋駅有楽町線)・銀座一丁目駅(1974年10月30日開業時)。新規開業時の有楽町線には、他線乗換え用の改札内連絡通路が設置されず、自他社線の全ての路線から独立していたため、自動改集札機の実証試験に好都合と判断され、当時の両端駅であった池袋駅と銀座一丁目駅には自動改集札機が試験設置された。この自動化に対応するため、非自動化中間全駅においても磁気化券が発売され、両端駅では普通乗車券での出場にも対応していた。しかし、池袋駅(有楽町線)は1984年に、銀座一丁目駅も同じ頃に一旦撤去され、その後の本格採用時に再設置されている。
  27. ^ 西新井駅伊勢崎線大師線
  28. ^ 京成上野駅、成田空港駅(現・東成田駅)、京成千葉駅(現・千葉中央駅)。
  29. ^ 玉川学園前駅
  30. ^ 新高島平駅西高島平駅。1976(昭和51)年5月6日の開業と同時に、都営地下鉄初の自動改札機として試験設置された。磁気化券の発売は全線で両駅のみであったが、東急と異なり、磁気化されていれば普通乗車券でも出場可能であった。
  31. ^ 日本交通公社などの旅行代理店は、大企業などの法人から通勤費の管理事務を受託し、同時に鉄道事業者からもこれに対する定期券の発売事務を受託していた。当時はこれが全て非磁気化券による発売であった。
  32. ^ 先行導入した横浜市営地下鉄でも、自動改札機の評価について「思った程省力化の効果はなかった」としている[46]
  33. ^ 京阪神急行電鉄、阪神電気鉄道、神戸電気鉄道、山陽電気鉄道
  34. ^ 東急同様、紙券をラミネートしてエンコード(磁気化)する方式で、磁気化定期券の発売駅は電鉄富山駅のみであった。
  35. ^ 1972年6月。
  36. ^ 1973年4月1日開業。府中本町駅⇔新松戸駅間新規開業時点での自動改札機設置は国鉄他線との乗換駅(既設駅)である府中本町駅西国分寺駅南浦和駅新松戸駅北府中駅を除く12駅。
  37. ^ 片町線の当時の電化区間であった長尾駅 - 片町駅間の各駅に導入された(ただし京橋駅は片町線側の改札口のみ)。
  38. ^ 松井山手駅りんくうタウン駅関西空港駅甲南山手駅
  39. ^ 1996年の地下化時から
  40. ^ 当時の国鉄大阪鉄道管理局も本社に対して関西圏地区への自動改札機の導入を要望していたが、当時の国鉄の財政・労使事情と、本社による首都圏優先投資の弊害で予算が回らず、先述の試験区間以外の導入は行われなかった。
  41. ^ みどりの窓口で乗車券類を購入した際に、乗車前に購入すると購入時に改札をされることがある。

出典

  1. ^ 公益財団法人鉄道総合技術研究所『鉄道技術用語辞典 第3版』丸善出版、2016年、261頁。 
  2. ^ a b c 川辺謙一『「超」図説講義鉄道のひみつ』学研新書、2011年、199頁
  3. ^ 改札を機械化する日本、改札をなくす韓国 - 情報化の本質とは何か p.2: ダイヤモンド社
  4. ^ 改札を機械化する日本、改札をなくす韓国 - 情報化の本質とは何か p.1: ダイヤモンド社
  5. ^ a b c d e f 出改札機(RRR vol.69 No.11)”. 鉄道総合研究所. 2018年7月2日閲覧。
  6. ^ a b ものつくりに学ぶシステム開発の原点〜自動改札機の開発に携わって〜(経営センサー 2012年6月号)”. 東レ経営研究所. 2018年7月2日閲覧。
  7. ^ 川辺謙一『「超」図説講義鉄道のひみつ』学研新書、2011年、200頁
  8. ^ 『KY式日本語』大修館書店、2008年2月10日、67頁。 
  9. ^ a b c d e f g h i j k 独立行政法人国際協力機構 バングラデシュ国ダッカ都市交通整備事業(1号線及び5号線)準備調査 ドラフトファイナルレポート 1(5号線)”. 独立行政法人国際協力機構. 2018年7月2日閲覧。
  10. ^ 公益財団法人鉄道総合技術研究所『鉄道技術用語辞典 第3版』丸善出版、2016年、405頁。 
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  13. ^ a b 「紙のきっぷ」の新形態、JRも導入を目指す「QRコード乗車券」とは - 鉄道コム
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  15. ^ なぜSuica改札機のタッチする場所は「13度」なのか
  16. ^ IC乗車券の専用機増加 視覚障害者が改札で困惑 - 関西交通・旅ニュース asahi.com 2009年6月29日
  17. ^ デザインで性能が変わる~Suica改札機のわずかな傾き (1/2)
  18. ^ デザインで性能が変わる~Suica改札機のわずかな傾き (2/2)
  19. ^ 恵知仁 (2015年6月24日). “電車のきっぷをQRコード化 そのメリットは”. http://trafficnews.jp/post/41102/ 2015年9月6日閲覧。 
  20. ^ 鉄道の改札システムに顔認証を導入(中国) | 飛天ジャパン
  21. ^ 年齢・性別、改札が「拝見」…不正乗車防止に新システム[リンク切れ] - YOMIURI ONLINE読売新聞社、2008年3月3日付)
  22. ^ セグメントセンサ(性別・年代分析システム) - オムロン(2022年6月29日閲覧)
  23. ^ 大阪駅に「うめきたエリア」開業。新地下ホームと顔認証改札を見てきた - Impress Watch
  24. ^ 「タッチレス」で改札ス~イスイ JR東が実証実験、顔認証タイプも:東京新聞 TOKYO Web
  25. ^ 鉄道でのご利用:自動改札機の通り方 │ ICOCA:JRおでかけネット
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  29. ^ 『東京の地下鉄がわかる事典-読む・知る・愉しむ』 - 青木栄一監修・日本実業出版社編(2004年) P.226
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  31. ^ 杉山陽一・明星秀一・松原広:路面電車の乗降時間を短縮する (PDF) ,RRR,Vol67,No.1,2010年1月
  32. ^ 明星秀一:地方鉄道の運賃収受を考える (PDF) ,RRR,Vol.67,No.12,2010年12月
  33. ^ 車載型IC改札機(JR西日本初)でICOCAエリア拡大!2019年春(予定)境線でICOCAがご利用いただけるようになります!JR西日本ニュースリリース 2017年10月18日
  34. ^ a b 海外自由旅行 まるわかり講座6 現地滞在編”. JTB. 2018年7月2日閲覧。
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  40. ^ 自動改札機 Automated Ticket Gate(日本機械学会「機械遺産」  機械遺産 第43号/MECHANICAL ENGINEERING HERITAGE NO.43)”. 日本機械学会 (2013年). 2014年4月17日閲覧。
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  49. ^ 『富山地方鉄道50年史』(昭和58年3月28日、富山地方鉄道株式会社発行)533ページ
  50. ^ 12月1日になった途端、Suica改札機通れず――184駅でトラブル」、ITmedia、2006年12月1日。
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  52. ^ 素通りで混乱回避、朝のラッシュ直撃 首都圏改札障害」、asahi.com、2007年10月12日。
  53. ^ 紛失・盗難や不正利用などにより利用停止措置のなされたクレジットカードのリストのこと。このリストに含まれるカードはオートチャージができない
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  55. ^ 交通政策審議会陸上交通分科会 (2007年11月29日). “鉄道をめぐる最近のトピックスなど” (pdf). 国土交通省. 2021年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月2日閲覧。
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