福岡県立修猷館高等学校
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年間行事
上記の二大行事や学年行事、研修旅行を除いてほぼ全ての行事運営を執行部が担っている。年間を通しての行事スケジュールは以下の通り[46]。
4月
- 入学式 - 講堂で執り行われ、孔子像や館歌の紹介がなされる。
- 部活動オリエンテーション - 1年生の入学直後の6限・7限に実施される。2週間ほどの体験入部期間の初日となる。
- 応援歌指導 - 應援團員と応援歌指導員により、1年生に対して歌唱指導が行われる。
- 創志研修 - 1学年の行事である。以前は近郊での宿泊研修だったが、自然災害の影響で平成29年度より日帰りの自然レクリエーションや校内でのクラス討議などに変更されている。
- 学年遠足 - 4月末に行われる、2・3学年の遠足である。2学年は志賀島方面、3学年は能古島へ向かう。クラスや学年での団結を強める行事である。
5月
- 創立記念行事 - 5月30日の創立記念日に合わせて様々な文化行事が1日かけて催される。午前中は政財界の要人や科学者、文化人などを招いて講演会が行われる。午後は各方面で活躍する卒業生が出前授業をする「卒業生キャリアセミナー」が実施される。なお、創立記念日として定められている同日は1885年(明治18年)福岡県令より、福岡県立英語専修修猷館の設置が告示された日である。
6月
- 芸術鑑賞 - 2学年の行事である。 6月中旬に集団で地下鉄に乗り観劇に向かう。
- 小学生ふれあい教室 - 6月中旬、近隣の小学生と保護者を招いて学校案内を行う。
- 文化部発表会 - 6月下旬、13の文化部と有志団体の活動成果を発表する。
7月
- 海外研修 - 7月中旬の一週間で実施される。校内から選抜された派遣団が米国西海岸・東海岸の諸都市を隔年で訪問する。同窓会組織からの手厚い補助が不可欠の行事である。また、2022年度の1月には台湾を訪れるアジア研修も実施された。
- クラスマッチ - いわゆる球技大会である。夏休み直前に2日間行われる。大運動会に向けてクラスの団結を高めるという側面をもち、各競技部門とクラス総合のそれぞれで成績が発表される。
8月
- 東京研修 - 夏季休業中の8月上旬に実施される。東京近辺への進学を考える2年生が参加する。大学や企業などを訪問する。
9月
- 大運動会 - 前述。
- 東北研修 - 9月末から10月初旬の秋季休業中に実施される。2011年度の修学旅行で最初に東北地方を訪れたことから、2018年度まで7年間続いた。東北の復興に鑑みてここで停止となる。
10月
- 修猷フェスト - 10月下旬から11月上旬頃に開催される。中学生に向けた学校説明会であり、部活動の紹介や体験授業などを行う。土曜の午後に開催され、午前は卒業生による出前授業が行われる。
- 研修旅行 - 10月末から11月初旬にかけて実施される、修学旅行である。学年全体で国内の同じ地方を訪れるが、その中でいくつかのコースに別れて研修を行う。
- 文化講演会 - 各界で活躍する人物を講師として迎え、講演会が実施される。
11月
- 菁莪祭 - 校内での図書館祭で、11月中旬の読書週間に行われる。教員による講演会などもある。生徒図書委員会発案により、1990年度より実施開始。
12月
- 十里踏破遠足 - かつては十里行軍とも呼ばれた。糸島半島十里(約40km)を歩きぬく行事(強歩大会)である。毎年2月上旬ごろに開催されていたが、2008年度から12月中旬に引き上げられた。3学年が参加しない行事の一つである。
- 課題研究発表会 - 課題研究の成果を発表し合う行事である。課題研究は、生徒自ら研究したいことについての講座を開き、それぞれの講座で1・2学年の混合グループを作り、夏季休業前から研究・発表準備が行われる。
1月
- 予餞会 - 毎年1月31日に開催される。下級生と上級生が対面形式で学校生活や生徒個人の理想、信念を語り合う場となっている。
3月
- 大文化祭 - 前述。
- 卒業式 - 講堂で執り行われる。学業・運動・文化・生徒会活動の各部門において、特に優れた業績を残した生徒に対して、「修猷館賞」・「功労賞」などの賞が与えられる。
注釈
出典
- ^ “福岡県立高等学校の通学区域に関する規則等(令和2年10月13日改正)”. 福岡県. 2023年3月2日閲覧。
- ^ a b c “沿革(創立以前~中学修猷館)”. 公式ウェブサイト. 2023年8月14日閲覧。
- ^ “沿革(高等学校)”. 公式ウェブサイト. 2023年8月14日閲覧。
- ^ a b 福岡県立修猷館高等学校『令和5年度学校要記』2023年4月、38頁。
- ^ 修猷館二百年史編集委員会『修猷館二百年史』1985年5月25日、20頁。
- ^ a b c “践修厥猷・六光星・孔子像”. 公式ウェブサイト. 2023年3月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『修猷館 SINCE 1784』修猷館同窓会、2019年。
- ^ a b 青木秀『修猷山脈』西日本新聞社、1971年、4,29,30頁。
- ^ “館長挨拶”. 公式ウェブサイト. 2023年8月14日閲覧。
- ^ a b “修猷の歌”. 公式ウェブサイト. 2023年8月14日閲覧。
- ^ 福岡県立修猷館高等学校『令和5年度学校要記』2023年4月、31頁。
- ^ 修猷館二百年史編集委員会『修猷館二百年史』1985年、111-112頁。
- ^ a b c 『図録 修猷館』福岡県立修猷館高等学校、2001年4月1日、5頁。
- ^ a b c 『図録 修猷館』福岡県立修猷館高等学校、2001年4月1日、5頁。
- ^ a b c d e f g 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、4-5頁。
- ^ a b c d 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、8-9頁。
- ^ 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、12頁。
- ^ 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、10頁。
- ^ 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、14頁。
- ^ 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、16頁。
- ^ a b c d 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、45頁。
- ^ “福岡高等学校沿革”. 2023年8月14日閲覧。
- ^ 2007年の月刊現代9月号より新連載の「名門高校ライバル物語」の第1回に、「修猷館高校&福岡高校」として紹介された。
- ^ 都市生活研究プロジェクト博多チーム『博多ルール』中経出版、2010年、109頁。
- ^ a b c 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、18-19頁。
- ^ 笠井助治『近世藩校に於ける学統学派の研究 下』(吉川弘文館、1970年)1550頁
- ^ 『福岡県教育史』福岡県教育委員会、1957年、237頁。
- ^ 修猷館二百年史編集委員会『修猷館二百年史』1985年、75頁。
- ^ 近藤典二『教師の誕生: 草創期の福岡県教育史』1995年8月、90頁。ISBN 978-4874151242。
- ^ 『修猷館二百年史』修猷館200年記念事業委員会、1985年、31頁。
- ^ 『修猷館二百年史』修猷館200年記念事業委員会、1985年、77頁。
- ^ a b c d e f 修猷館200年記念事業部『修猷館二百年記念事業記録』福岡県立修猷館高等学校、1985年10月30日。
- ^ a b c d “資料館”. 公式ウェブサイト. 2023年8月11日閲覧。
- ^ a b c d 福岡県立修猷館高等学校『令和5年度学校要記』2023年4月、46頁。
- ^ a b c d e f g h 菁莪編集委員会『菁莪』2021年1月31日、38-40頁。
- ^ a b c d 菁莪編集委員会『菁莪』2022年1月31日、35-40頁。
- ^ 城山三郎『落日燃ゆ』 新潮社 1974年
- ^ a b 東京修猷会. “修猷ルール 六一会編”. 2023年8月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 菁莪編集委員会『菁莪』2022年1月31日、37-39頁。
- ^ a b c d e f g h i 福岡県立修猷館高等学校『令和5年度学校要記』2023年4月、平面図頁。
- ^ a b 福岡県立修猷館高等学校『令和5年度学校要記』2023年4月、43頁。
- ^ a b c d e f 福岡県立修猷館高等学校『令和5年度学校要記』2023年4月、63-64頁。
- ^ a b 福岡県立修猷館高等学校『学校要記』2022年4月、30頁。
- ^ 福岡県立修猷館高等学校『令和5年度学校要記』2023年4月、30頁。
- ^ “第76回修猷館大運動会公式ホームページ”. 2023年10月13日閲覧。
- ^ “修猷生の一年”. 公式ウェブサイト. 2023年3月5日閲覧。
- ^ a b c 「修猷」編集委員会『雑誌修猷第154号』福岡県立修猷館高等学校、2023年1月26日、193-206頁。
- ^ “筑前藩校絵巻~猷(みち)を修める者~”. JAPAN DIGITAL THEATRE ARCHIVES. 2023年8月12日閲覧。
固有名詞の分類
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