福岡県立修猷館高等学校 年間行事

福岡県立修猷館高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 22:28 UTC 版)

年間行事

上記の二大行事や学年行事、研修旅行を除いてほぼ全ての行事運営を執行部が担っている。年間を通しての行事スケジュールは以下の通り[46]

4月

  • 入学式 - 講堂で執り行われ、孔子像や館歌の紹介がなされる。
  • 部活動オリエンテーション - 1年生の入学直後の6限・7限に実施される。2週間ほどの体験入部期間の初日となる。
  • 応援歌指導 - 應援團員と応援歌指導員により、1年生に対して歌唱指導が行われる。
  • 創志研修 - 1学年の行事である。以前は近郊での宿泊研修だったが、自然災害の影響で平成29年度より日帰りの自然レクリエーションや校内でのクラス討議などに変更されている。
  • 学年遠足 - 4月末に行われる、2・3学年の遠足である。2学年は志賀島方面、3学年は能古島へ向かう。クラスや学年での団結を強める行事である。

5月

  • 創立記念行事 - 5月30日の創立記念日に合わせて様々な文化行事が1日かけて催される。午前中は政財界の要人や科学者文化人などを招いて講演会が行われる。午後は各方面で活躍する卒業生が出前授業をする「卒業生キャリアセミナー」が実施される。なお、創立記念日として定められている同日は1885年(明治18年)福岡県令より、福岡県立英語専修修猷館の設置が告示された日である。

6月

  • 芸術鑑賞 - 2学年の行事である。 6月中旬に集団で地下鉄に乗り観劇に向かう。
  • 小学生ふれあい教室 - 6月中旬、近隣の小学生と保護者を招いて学校案内を行う。
  • 文化部発表会 - 6月下旬、13の文化部と有志団体の活動成果を発表する。

7月

  • 海外研修 - 7月中旬の一週間で実施される。校内から選抜された派遣団が米国西海岸・東海岸の諸都市を隔年で訪問する。同窓会組織からの手厚い補助が不可欠の行事である。また、2022年度の1月には台湾を訪れるアジア研修も実施された。
  • クラスマッチ - いわゆる球技大会である。夏休み直前に2日間行われる。大運動会に向けてクラスの団結を高めるという側面をもち、各競技部門とクラス総合のそれぞれで成績が発表される。

8月

  • 東京研修 - 夏季休業中の8月上旬に実施される。東京近辺への進学を考える2年生が参加する。大学や企業などを訪問する。

9月

  • 大運動会 - 前述。
  • 東北研修 - 9月末から10月初旬の秋季休業中に実施される。2011年度の修学旅行で最初に東北地方を訪れたことから、2018年度まで7年間続いた。東北の復興に鑑みてここで停止となる。

10月

  • 修猷フェスト - 10月下旬から11月上旬頃に開催される。中学生に向けた学校説明会であり、部活動の紹介や体験授業などを行う。土曜の午後に開催され、午前は卒業生による出前授業が行われる。
  • 研修旅行 - 10月末から11月初旬にかけて実施される、修学旅行である。学年全体で国内の同じ地方を訪れるが、その中でいくつかのコースに別れて研修を行う。
  • 文化講演会 - 各界で活躍する人物を講師として迎え、講演会が実施される。

11月

  • 菁莪祭 - 校内での図書館祭で、11月中旬の読書週間に行われる。教員による講演会などもある。生徒図書委員会発案により、1990年度より実施開始。

12月

  • 十里踏破遠足 - かつては十里行軍とも呼ばれた。糸島半島十里(約40km)を歩きぬく行事(強歩大会)である。毎年2月上旬ごろに開催されていたが、2008年度から12月中旬に引き上げられた。3学年が参加しない行事の一つである。
  • 課題研究発表会 - 課題研究の成果を発表し合う行事である。課題研究は、生徒自ら研究したいことについての講座を開き、それぞれの講座で1・2学年の混合グループを作り、夏季休業前から研究・発表準備が行われる。

1月

  • 予餞会 - 毎年1月31日に開催される。下級生と上級生が対面形式で学校生活や生徒個人の理想、信念を語り合う場となっている。

3月

  • 大文化祭 - 前述。
  • 卒業式 - 講堂で執り行われる。学業・運動・文化・生徒会活動の各部門において、特に優れた業績を残した生徒に対して、「修猷館賞」・「功労賞」などの賞が与えられる。

注釈

  1. ^ 昭和62年10月、波平元彰氏により寄贈。
  2. ^ 昭和58年3月13日、 今村義則氏により寄贈。
  3. ^ 平成9年2月26日建立。 修猷館通信制同窓会により寄贈。
  4. ^ 昭和63年10月完成。平成3年5月寄贈。

出典

  1. ^ 福岡県立高等学校の通学区域に関する規則等(令和2年10月13日改正)”. 福岡県. 2023年3月2日閲覧。
  2. ^ a b c 沿革(創立以前~中学修猷館)”. 公式ウェブサイト. 2023年8月14日閲覧。
  3. ^ 沿革(高等学校)”. 公式ウェブサイト. 2023年8月14日閲覧。
  4. ^ a b 福岡県立修猷館高等学校『令和5年度学校要記』2023年4月、38頁。 
  5. ^ 修猷館二百年史編集委員会『修猷館二百年史』1985年5月25日、20頁。 
  6. ^ a b c 践修厥猷・六光星・孔子像”. 公式ウェブサイト. 2023年3月2日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h 『修猷館 SINCE 1784』修猷館同窓会、2019年。 
  8. ^ a b 青木秀『修猷山脈』西日本新聞社、1971年、4,29,30頁。 
  9. ^ 館長挨拶”. 公式ウェブサイト. 2023年8月14日閲覧。
  10. ^ a b 修猷の歌”. 公式ウェブサイト. 2023年8月14日閲覧。
  11. ^ 福岡県立修猷館高等学校『令和5年度学校要記』2023年4月、31頁。 
  12. ^ 修猷館二百年史編集委員会『修猷館二百年史』1985年、111-112頁。 
  13. ^ a b c 『図録 修猷館』福岡県立修猷館高等学校、2001年4月1日、5頁。 
  14. ^ a b c 『図録 修猷館』福岡県立修猷館高等学校、2001年4月1日、5頁。 
  15. ^ a b c d e f g 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、4-5頁。 
  16. ^ a b c d 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、8-9頁。 
  17. ^ 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、12頁。 
  18. ^ 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、10頁。 
  19. ^ 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、14頁。 
  20. ^ 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、16頁。 
  21. ^ a b c d 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、45頁。 
  22. ^ 福岡高等学校沿革”. 2023年8月14日閲覧。
  23. ^ 2007年の月刊現代9月号より新連載の「名門高校ライバル物語」の第1回に、「修猷館高校&福岡高校」として紹介された。
  24. ^ 都市生活研究プロジェクト博多チーム『博多ルール』中経出版、2010年、109頁。 
  25. ^ a b c 修猷歌集編集委員会『修猷歌集』2012年、18-19頁。 
  26. ^ 笠井助治『近世藩校に於ける学統学派の研究 下』(吉川弘文館、1970年)1550頁
  27. ^ 『福岡県教育史』福岡県教育委員会、1957年、237頁。 
  28. ^ 修猷館二百年史編集委員会『修猷館二百年史』1985年、75頁。 
  29. ^ 近藤典二『教師の誕生: 草創期の福岡県教育史』1995年8月、90頁。ISBN 978-4874151242 
  30. ^ 『修猷館二百年史』修猷館200年記念事業委員会、1985年、31頁。 
  31. ^ 『修猷館二百年史』修猷館200年記念事業委員会、1985年、77頁。 
  32. ^ a b c d e f 修猷館200年記念事業部『修猷館二百年記念事業記録』福岡県立修猷館高等学校、1985年10月30日。 
  33. ^ a b c d 資料館”. 公式ウェブサイト. 2023年8月11日閲覧。
  34. ^ a b c d 福岡県立修猷館高等学校『令和5年度学校要記』2023年4月、46頁。 
  35. ^ a b c d e f g h 菁莪編集委員会『菁莪』2021年1月31日、38-40頁。 
  36. ^ a b c d 菁莪編集委員会『菁莪』2022年1月31日、35-40頁。 
  37. ^ 城山三郎落日燃ゆ新潮社 1974年
  38. ^ a b 東京修猷会. “修猷ルール 六一会編”. 2023年8月13日閲覧。
  39. ^ a b c d e f g h i j k 菁莪編集委員会『菁莪』2022年1月31日、37-39頁。 
  40. ^ a b c d e f g h i 福岡県立修猷館高等学校『令和5年度学校要記』2023年4月、平面図頁。 
  41. ^ a b 福岡県立修猷館高等学校『令和5年度学校要記』2023年4月、43頁。 
  42. ^ a b c d e f 福岡県立修猷館高等学校『令和5年度学校要記』2023年4月、63-64頁。 
  43. ^ a b 福岡県立修猷館高等学校『学校要記』2022年4月、30頁。 
  44. ^ 福岡県立修猷館高等学校『令和5年度学校要記』2023年4月、30頁。 
  45. ^ 第76回修猷館大運動会公式ホームページ”. 2023年10月13日閲覧。
  46. ^ 修猷生の一年”. 公式ウェブサイト. 2023年3月5日閲覧。
  47. ^ a b c 「修猷」編集委員会『雑誌修猷第154号』福岡県立修猷館高等学校、2023年1月26日、193-206頁。 
  48. ^ 筑前藩校絵巻~猷(みち)を修める者~”. JAPAN DIGITAL THEATRE ARCHIVES. 2023年8月12日閲覧。






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「福岡県立修猷館高等学校」の関連用語

福岡県立修猷館高等学校のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



福岡県立修猷館高等学校のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの福岡県立修猷館高等学校 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS