瑜伽行唯識学派 沿革

瑜伽行唯識学派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 10:22 UTC 版)

沿革

弥勒(マイトレーヤ)を祖とし、無著(アサンガ)・世親(ヴァスバンドゥ)が教学を大成した。のち、論理学を完成した陳那(ディグナーガ)、『成唯識論』の思想を展開した護法(ダルマパーラ)などが出ている。

瑜伽行派は、インド大乗仏教史上、を説く中観派とともに二大思潮を形成したが、6-7世紀頃から中観派との間によく論争が行われるようになり、一方、教学上の統合の動きもあった。後代にはインド一般には「唯識派」と呼ばれた。

東アジアには時代に玄奘三蔵法師)の仏典請来により体系がもたらされ、唯識を元に法相宗が立てられた。日本へは奈良時代に伝来した。興福寺薬師寺に伝わっている。

主な系譜

初期
  • アサンガ無著(無着)、310-390年頃):『瑜伽師地論』(チベット説)、『大乗荘厳経論』(漢訳説)、『摂大乗論』、『顕揚聖教論』、『大乗阿毘達磨集論』、『順中論
無相唯識派 有相唯識派
中期


唯識十大論師


唯識十大論師


脚注・出典




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