映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/11 06:25 UTC 版)
登場人物
本編からの登場人物
ここでは本作での主な役回りなどについて記載する。テレビ本編での基本的な設定は『スイートプリキュア♪』を参照。
- 北条 響(ほうじょう ひびき) / キュアメロディ / クレッシェンドキュアメロディ
- 声 - 小清水亜美
- 物語序盤では、アフロディテが事件を起こしたと聞いて落ちこむアコを励まし、彼女にアフロディテに会うよう託す。
- そのあとはメイジャー3のネガトーンと戦闘になり、はじめはキュアリズムとくっつく攻撃をうけて苦戦するが、結果としてネガトーンを浄化する。
- 物語中盤ではシャープと戦闘になり、打撃や炎攻撃をうけて負傷するが、仲間たちの歌を聴いたことで立ちなおって逆転する。
- 物語終盤ではキュアリズムを痛めつけるハウリングに憤慨するが、ハウリングの攻撃を一方的にうけたことで気絶する。だが、クレッシェンドトーンの力で「クレッシェンドキュアメロディ」へとパワーアップして復活する。
- 最終的には仲間たちとともに、ハウリングを倒すことに成功した。
- 南野 奏(みなみの かなで) / キュアリズム
- 声 - 折笠富美子
- 冒頭では、早朝の部屋のベランダにメフィストがいるのに気づいて仰天する。
- 物語中盤ではメイジャー3にはじめは惚れるが敵とわかると警戒し、メイジャー3のネガトーンと戦闘になり、結果として勝利する。
- 物語終盤ではナチュラルと戦闘になり、彼の「ギガサンダー」をうけて負傷するが、仲間がいることから気をとり戻して逆転する。
- そのあとはハウリングの手に捕まり、腹を握り潰されて苦しみ、その間に痛めつけられるキュアメロディを見て涙を流すが、クレッシェンドキュアメロディによって救出され、最終的には仲間とともにハウリングを倒した。
- 黒川 エレン(くろかわ エレン) / キュアビート
- 声 - 豊口めぐみ
- 物語序盤ではメイジャーランドに出向く際には本で得た知識を参考に、時代劇の町娘のような旅装をした。
- 物語中盤ではメイジャー3のネガトーンと戦闘になり、腹に輪のようなものを締めつけられる。そのあとは、ハミィを助けだす。
- 物語終盤ではフラットと戦闘になり、はじめは腹にパンチや蹴りをうけて負傷するが、勇気をくれる歌のために立ちなおって逆転する。
- 最終的にはハウリングの攻撃をうけて戦闘不能になるが、結果として仲間とともにハウリングを倒した。
- 調辺 アコ(しらべ アコ) / キュアミューズ
- 声 - 大久保瑠美
- 冒頭では、メフィストが警察に連行されたことをうけて交番へ向かい、父が問題を起こしたことに謝罪する。
- 物語序盤では、自分がプリキュアとしての役目を終えたことでメイジャーランドに帰還することを決め、奏太たちに別れを告げる。
- 物語中盤では友だちのスズに絶交され、メフィストには自分の好きな歌を忘れたと勘違いして憤慨する。
- そのあとはアフロディテに直接出会い、母が事件を起こしたことを信じないでいたが、アフロディテによって音楽を封じる空間に閉じ込こめられる。
- そのあとはメフィストによって救出され、メフィストが自分の好きな歌を覚えていたことに謝罪したが、アフロディテが死を覚悟していたことに動揺する。
- そのあとは再びプリキュアになり、ハウリングに立ち向かうが、強力な攻撃をうけて戦闘不能になる。
- 最終的には事件が解決したあともプリキュアになることを誓い、ノイズに対抗するためと仲間たちと一緒にいたい理由で人間界へと戻った。
- ハミィ
- 声 - 三石琴乃
- 響のジョギングにつき合っていたが、居眠りをしていたためにフェアリートーンに無理やり交番まで連れて行かれる。
- メイジャーランドではヒーリングチェストの管理を任されるが、うっかり道中に置いてきてパニック状態に陥っていた。
- フェアリートーン
- 声 - 工藤真由
- ハミィとともにメイジャーランドへ向かう。
- クレッシェンドトーン
- 声 - 西原久美子
- すべての音を生みだす力として、「ヒーリングチェスト」とともに敵側から狙われる。
- 本作では危機を察知して自ら語りだしたり、スズに助言を送っている。
- アフロディテ
- 声 - 日髙のり子
- 音楽を愛する人物であったが、突如国中に音楽を否定するような言葉とともに音楽を奪うと宣言し、変貌を遂げる。
- 茨のようなものに包まれ、部下へ指示を下す以外は身動き一つしないなど、普段とは違う様子を見せている。
- 本作においてはハウリングの襲撃をうけ、やむを得ずハウリングを自身に封印しようとして、逆にハウリングに体を操られていた。
- メフィスト
- 声 - 堀内賢雄
- 冒頭、アコの友人である奏太に挨拶するために南野家を訪問するが、誤って奏の部屋にベランダから来たため、駆けつけた警察に連行される。
- そのあとは、異変の起きたメイジャーランドへと向かう。
- 難しい年ごろになったアコの態度もあって、「娘に信用されていない」と父親としての自分に情けなさを感じている。
- 本編の展開とは異なり、黒いスーツ姿に身を包んでいる以外は、ノイズに操られていたときと同じ肌色や顔立ちをしている。
- 南野 奏太(みなみの そうた)
- 声 - 小林由美子
- メフィストに驚いた奏の悲鳴を聞き、バットでメフィストに殴りかかろうとする。
- アコが故郷へ帰ると知って残念がるが、アコがそれほど寂しそうな素振りを見せなかったことに腹を立て、喧嘩になる。
- 調辺 音吉(しらべ おときち)
- 声 - 園部啓一
- メフィストが連行されたという件を電話で知らされ、自転車で交番に駆けつける。
- そのあとは、メイジャーランドの危機を察知して響たちに事件解決を託す。
本作のオリジナルキャラクター
- スズ
- 声 - 南央美
- メイジャーランドに暮らす少女で、アコの友人。一人称は「わたし」。
- 世界から音楽が消失したことで、両親が音のない楽器を弾き続けるという状態になり、悲しみにくれる。
- 今回の事件の犯人とされるアフロディテを憎むあまり、アコとケンカになる[1]。その後、自分の家に案内する道中でハミィが置き忘れた「ヒーリングチェスト」を木箱とすり替えて持ち出し、クレッシェンドトーンに音楽を取り戻してくれるように頼み込む。
本作の敵
- ハウリング
- 声 - 玄田哲章
- 本作の事件の黒幕にして、マイナーランドの黒幕であるノイズの手先である男性怪人。一人称は「オレさま」。
- 実体のない紫色の煙のような姿をしており、顔の模様をしている赤い線が全体に入っている。
- きわめて残虐かつ狂暴な性格をしており、相手を気絶するまで痛めつけては高笑いをする凶暴さをみせている。
- 音を憎むノイズを迎えるにふさわしい世界をつくることが目的。また、ハウリング音をだして相手を石化させる能力をもつ。
- 音楽を消し去ろうと「メイジャーランド」に襲来したが、直後にアフロディテの体内に封じ込められる。だが、その影響でアフロディテをあやつることに成功し、メイジャーランドからすべての音を奪い、住人たちを半石化状態のまま音の鳴らない楽器を演奏させている。
- 物語中盤では、メフィストの行動でアフロディテの体から抜けだして本体をあらわし、プリキュアたちと戦闘になる。
- 物語終盤では、プリキュアたちの反撃で怒りが頂点に達して最終形態となる。そして、キュアビートとキュアミューズを戦闘不能の状態にして、キュアリズムを握り潰し、キュアメロディを痛めつける。
- 最終的には、クレッシェンド・キュアメロディとキュアリズムの「プリキュア・パッショナートハーモニー・クレッシェンド」で負傷を負い、最期はプリキュアたちによる「プリキュア・スイートセッションアンサンブル・クレッシェンド」をうけて倒された。
- 最終形態
- メイジャーランドの城の巻きつけていた骨と融合して実態化し、巨大なコウモリのような怪物になる。
- 非常に強力なパワーがあり、口からは巨大な破壊光線を放つことができる。また、飛行することも可能になる。
メイジャー3(メイジャースリー)
ハウリングに仕えている配下の3人組で、表向きはアフロディテに仕えている。
ホストのような雰囲気をした美青年たちで、「メイジャーランド初のアイドル」を自称している。また、奏からは「ちょっとカッコいい」と評されていた。
人間形態と戦闘形態とでは声質や口調が異なり、ふだんはキザな口調で声質も高めなのに対し、戦闘時は声質も野太く低くなり、かなり荒々しい口調に変貌する。また、ネガトーンを召喚する能力をもつ。
物語中盤では、「ヒーリングチェスト」を奪おうとプリキュアたちに襲いかかるが、肝心のヒーリングチェストの詳細を知らないため、ハミィが持っていた木箱をヒーリングチェストと勘違いして奪うという失態をみせる。
物語終盤では、プリキュアたちをたおそうと戦闘形態になり、ひとりずつプリキュアと交戦して追いつめる。しかし、強気になったプリキュアたちの「プリキュア・ミュージックロンド」と「プリキュア・ハートフルビートロック」の必殺技で撃破され、3人ともたおされた。
- シャープ
- 声 - 遠近孝一
- メイジャー3の一員である色黒の肌をした男性で、襟足が長い金髪が特徴。一人称は「ボク」。
- 赤紫色のジャケットを着用しており、黒いニッカーボッカー風のズボンを履き、足には茶色のブーツを履いている。また、身体には金のブレスレットとネックレスを身につけている。
- メイジャー3のなかではリーダー格であり、セリフも比較的に多い。
- 戦闘形態
- 全身が赤色のサルのような姿。攻撃力と瞬発力ともに優れている。
- 相手を焼き尽くす高熱火炎「メガファイア」など、炎系の技を駆使して、キュアメロディと激闘をくり広げる。
- フラット
- 声 - 真殿光昭
- メイジャー3の一員である眼鏡をかけた男性で、紫色のオールバックヘアが特徴。一人称は「ボク」。
- 青色のジャケットを着用し、その下には胸元を開けた状態にしている白色のシャツを着用している。
- 知的なルックスとは裏腹に、捕えられたメフィストを「役立たずの国王殿」「ムダな足搔きだ」と罵倒するなど陰湿なもの言いをする。
- 戦闘形態
- 全身が緑色のイノシシのような姿。打撃を無力化するほど弾力のある腹部をもつ。
- パワーに長けており、怪力で相手をねじ伏せるとともに、破壊光弾「テラボール」を連射して、キュアビートを苦しめる。
- ナチュラル
- 声 - 金丸淳一
- メイジャー3の一員である色白の肌をしたタレ目の男性で、細身の体格と襟足が長い銀髪が特徴。一人称は「ボク」。
- 紫色のV字ネックノースリーブを着用しており、赤色の短めのズボンを履き、足にはスニーカーソックスを履いている。
- 物腰や口調は柔軟的だが、本性は残酷かつサディスティックであり、狂暴で好戦的な性格をしている。
- ときどき、英単語をまじりながら会話をすることがある。
- 戦闘形態
- 全身が青色の河童のような姿。超人的な瞬発力をもつ。
- 全身から放つ高圧電撃「ギガサンダー」など、雷系の技をあやつって、キュアリズムを追いつめる。
怪物
注釈
- ^ 前作『映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』のみ現実世界( フランス・パリ)。
- ^ 映画前作『映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花』では、響と奏が他のプリキュア19名と一斉に変身する関係上、変身シークエンスが極端に短縮されたため、ドリーとレリーは劇中に登場しなかった。
- ^ 劇中では「黒ミューズ」は登場しなかったが、プロローグの「ミラクルライト解説」では、「ライトを振り回すのは危ない」と警告するハミィが、「黒ミューズ」の仮面をしている場面が存在した。
- ^ 「担当キャラ9名」というのは、2013年公開の『映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』の10名(変身前のプリキュア5名と妖精5名)に抜かれるまで最多記録で、「妖精だけ」では現在まで最多記録。しかし担当声優はハミィ役が三石琴乃、フェアリートーン役は8名全て工藤真由の、計2名であるため、「担当声優2名」は現在まで最少記録である。
- ^ 表はプリキュア4名(キュアメロディはクレッシェンドキュアメロディ形態)とフェアリートーン、裏にはハミィが描かれており、ハミィの耳は裏返すとクレッシェンドキュアメロディの翼になっている。
出典
- ^ a b c d e f g h 『月刊アニメージュ』2011年11月号74 - 75頁。
- ^ a b c JAL海外ツアーサイト
- ^ “『映画 スイートプリキュア♪(仮題) | 東映[映画]”. 2011年1月26日閲覧。
- ^ a b c 加藤レイズナ (2011年10月28日). “娘が見た父親の涙は〈映画「スイートプリキュア♪」制作者インタビュー1 梅澤淳稔プロデューサー前編〉”. エキサイト. 2011年10月29日閲覧。
- ^ 加藤レイズナ (2011年11月2日). “ハミィはキュアハミィだったワン!〈映画「スイートプリキュア♪」制作者インタビュー2 池田洋子監督〉”. エキサイト. 2011年11月2日閲覧。
- ^ 「『映画 スイートプリキュア♪』オリジナルサウンドトラック」付属ブックレット3-4頁「高梨康治インタビュー」より。
- ^ “三谷幸喜ブランドは健在!!『ステキな金縛り』が首位ぶっちぎり!!『三銃士』『プリキュア』新作がベスト3に初登場!!”. シネマトゥデイ (2011年11月2日). 2011年11月9日閲覧。
- ^ 『7月23日(土)〜9月25日(日) 「2011 西武線スマイルスタンプラリー」実施』(プレスリリース)西武鉄道、2011年7月15日 。2011年10月23日閲覧。
- ^ 『【ニュースリリース】「映画スイートプリキュア♪」公開記念 横浜市営地下鉄スタンプラリー』(プレスリリース)横浜市交通局、2011年10月7日 。2011年10月23日閲覧。
- ^ 『映画『スイートプリキュア♪とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪』とチャレンジ25キャンペーンのタイアップポスターを希望する企業・団体に無料で配布!』(プレスリリース)チャレンジ25キャンペーン事務局、2011年8月31日 。2011年10月23日閲覧。
- ^ “映画スイートプリキュア♪ プレゼントキャンペーン”. 2011年10月23日閲覧。
- ^ “スイートプリキュア プレゼントキャンペーン:イベント&おトク情報”. 2011年10月23日閲覧。
- ^ 『ちらばった音符をとりもどせ! 「goo」で、映画「スイートプリキュア♪」とのコラボレーションキャンペーンを開催』(プレスリリース)2011映画スイートプリキュア♪製作委員会、NTTレゾナント、2011年10月18日 。2011年10月23日閲覧。
- ^ 『「映画スイートプリキュア♪とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪」公開記念 「ナムコ プリキュア大好き!フェスティバルff(フォルティシモ)」を開催!』(プレスリリース)ナムコ、2011年9月20日 。2011年10月23日閲覧。
- ^ 『「映画スイートプリキュア♪とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪」公開記念 プリキュアづけ グアム4・5日間』(プレスリリース)ジャルパック、2011年9月29日 。2011年10月23日閲覧。
- 映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪のページへのリンク