映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪ 映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪の概要

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪の解説 > 映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪の概要 

映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/19 08:43 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
プリキュアシリーズ > スイートプリキュア♪ > 映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪
映画 スイートプリキュア♪
とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪
監督 池田洋子
脚本 大野敏哉
原作 東堂いづみ
出演者 小清水亜美
折笠富美子
豊口めぐみ
大久保瑠美
三石琴乃
工藤真由
日髙のり子
堀内賢雄
小林由美子
南央美
音楽 高梨康治
主題歌ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪〜∞UNLIMITED∞ ver.〜
工藤真由
♯キボウレインボウ♯
池田彩
撮影 渡辺佳人
制作会社 東映アニメーション
製作会社 2011 映画 スイートプリキュア♪製作委員会
配給 東映
公開 2011年10月29日
上映時間 70分[1][2]
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 8億9000万円
前作 映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花
映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?(シリーズ前作)
次作 映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち
映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!(シリーズ次作)
テンプレートを表示

キャッチコピーは「映画に新しいプリキュアが登場!!」、「音楽の国で希望のシンフォニーが鳴り響く!!」。

概要

プリキュアシリーズ映画作品の第11作目であり、『スイートプリキュア♪』の単独映画作品。テレビアニメ放送開始前から、単独劇場版の制作決定と公開年月が公表されていた[3]

今までのシリーズの単独映画は、テレビ本編の番外編という位置づけだったが、本作は初めて本編との関連性を明示しており、本編における36話と37話の間の出来事を描き、中盤のクライマックスの展開を補填するサイドストーリーだとされている[1][4]。このような連動を行うことになった背景として、テレビシリーズのプロデューサーで、本映画作品でも企画・プロデュースを担当した梅澤淳稔は、東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の発生に伴いテレビシリーズの放送スケジュールにずれが生じ、キュアミューズの正体が判明する時期と映画の上映時期が重なったことを挙げている。このため2月の時点で映画の企画が立ち上がりシナリオも組み上がっていたのを全部白紙にした上で、本編と連動させて盛り上がってしまおうと方針を転換したという[5]

プリキュアの単独映画は、基本的に本編では登場しない異世界[注 1]を舞台にしているが、本作ではメイジャーランドを舞台としており、そこで暮らす少女の家族の物語となる。これに関連して本作オリジナルのゲストキャラクターには、本編には登場していないメイジャーランドにまつわる人物が登場する[1]

本作では初めて劇場作品にキュアビートとキュアミューズ、そしてフェアリートーンが登場する[注 2]。特にキュアミューズについては上映直近の話である35話・36話で正体が判明するため、それを秘匿する意味で、特報や予告編、キービジュアルなどではこれまでの黒い仮面姿のミューズを登場[注 3]させる一方で、真の姿のミューズについても、これまでのミューズとは別の、新しいプリキュアの登場を示唆する形でその姿を見せていた。また公式サイトのイラストでもミューズのキュアモジューレを、胸の前で手を組ませたりハミィを抱かせたりして隠したほか、キャスト部分でも役名は一切掲載されていなかった[6]

本作でも鑑賞者参加型のシステムは継続され、今回は「ミラクルライトーン」というミラクルライトが中学生以下の子供に配布される。それと同時に前作では廃止されたミラクルライトの使用解説が本作では復活、本作ではハミィとフェアリートーン全員の計9名で行う[注 4]。さらにエンディングにはCGダンスが盛り込まれる前にダンスの説明も挿入され、「前説、本編、後説」の構成を70分でまとめている[1]。梅澤は、本作ではミラクルライトに変わるような、主題である音楽を元にした新しい企画を考えていたが、映画館で音を出すのは問題があるとしてライトを継続したとしている[5]。他にも子供の鑑賞者には、「ニャンバイザー」と呼ばれるサンバイザーが配布される[注 5]

スタッフは、『スイートプリキュア♪』の本編で初めてプリキュア作品に携わるようになった池田洋子を監督に起用、女性監督としては前年の『映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』の松本理恵に続いて2人目となる[4]。池田曰くプリキュアという「パステルカラーの作品」に携わるのは『スイートプリキュア♪』が初めてであり、同作のテレビシリーズの参加も映画製作当時二回のみで、さらに映画の監督は本作が初めてであった[1]。脚本はテレビシリーズの構成担当の大野敏哉が担当、テレビ本編と連動するに当たって設定に齟齬が生じるのを避けるためにそのまま起用する形となった[5]。作画監督も本作のキャラクターデザインを務めている高橋晃が担当、本作用に響達が着用する映画のための私服を書き下ろしているほか、池田の注文で『水戸黄門』のかげろうお銀の町娘姿(鳥追い姿)をイメージしたエレンのもう一つのコスチュームも描いている[1]

本作の主題はテレビ本編の主題である友情だけでなく、親子愛、特に父と娘の関係を中心に描いている。池田は「親子愛があり友情があった上で皆の気持ちがひとつになる、という流れになる」としており、「子供のために親が頑張るシーンがあるので、親御さんにはその辺りも見てほしい」と語っている[4]。その一方で本来の主題の友情についても、「響と奏の二人あってこそのプリキュアチーム。二人の心の絆にも注目して欲しい」と語っている[1]。プリキュアという作品の描き方についても「変身してカッコよく戦う行動的なところはあるが、それ以外は普通の女の子と変わらない、ノーマルな普通な女の子の部分もきちんと描きたい。女性スタッフもいるので、女性目線も出していけば作品の幅も広がり、共感してもらえる部分がもっと増えるのでは」としている[4]

音楽はテレビ本編と同様に高梨康治が担当している。高梨は本作での作曲の特徴として「大きな核になるモチーフがあり、一つの旋律からいろいろなバリエーションを派生させている」としており[4]、メインテーマとなる「心の歌」の制作に取りかかり、Remiによって歌詞が付けられた。この曲は本作の主題である親子の愛、具体的には親が子供に対して「生まれてきてくれてありがとう」という気持ちを込めて作られている。この曲のバリエーションをいくつかの重要な場面で用いており、特にラストバトルのシーンでは、監督の池田の意向で激しい曲を使わずに、この曲を優しい曲調にアレンジしたものを使っている。エンドロールでも、この曲をRemiが歌唱したものが使用されている[7]

上映の最後には映画情報が流れ、「新しい展開」として『映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち』を制作し、2012年3月に公開する予定であることが発表されている。

全国168スクリーンの公開ながら、2011年10月29、30日の初日2日間で興収1億9,741万8,400円、動員18万1,020人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位となった[8]

ストーリー

父であるメフィストが善の心を取り戻し、アコはキュアミューズの役目も終わったとして父と共にメイジャーランドへ帰ることになった。その時、突然街にハウリング音が鳴り響き、街から音楽が消えてしまう事件が発生する。メイジャーランドに連絡を取ろうとするも、何故か反応が無い。

心配に思った響達はメイジャーランドに向かうが、いつも音楽で満ち溢れていたかつての面影は無く、音楽が消え世界は荒れ果て、人々は石のように無表情となり、音の鳴らない楽器を弾き続けたままだった。唯一動いていたアコの友達のスズは、このようになったのはアフロディテが突如変貌し、音楽を奪ってしまったからだと言う。真相を確かめるべく、アコとメフィストはアフロディテのいる城へ向かうがアコは囚われ、響達は去ってしまったスズを追いかけた先でアフロディテの配下『メイジャー3』と交戦となる。

それぞれの戦いの最中、アフロディテはノイズの部下『ハウリング』によって身体を乗っ取られていたという真相が明らかとなる。選択を迫られたメフィストの命がけの行動によって、ついにハウリングはアフロディテの身体を開放した。

ようやく姿を表したハウリングとプリキュアの戦いが始まるが、ハウリングの強大な力にプリキュア達は為すすべなく倒されてしまう。だが、倒れたメロディにクレッシェンドトーンの力を与えられ、彼女はクレッシェンドキュアメロディとなって復活する。そして仲間達は力を合わせ、ついにハウリングを撃破、メイジャーランドには平穏が戻った。

アコはこの戦いを通じて、まだ自分の使命が終わっていないことを悟る。そして断腸の思いで再び両親と別れ、すべてを終わらせるため響達と加音町へと戻っていった。




注釈

  1. ^ 前作『映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』のみ現実世界( フランスパリ)。
  2. ^ 映画前作『映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花』では、響と奏が他のプリキュア19名と一斉に変身する関係上、変身シークエンスが極端に短縮されたため、ドリーとレリーは劇中に登場しなかった。
  3. ^ 劇中では「黒ミューズ」は登場しなかったが、プロローグの「ミラクルライト解説」では、「ライトを振り回すのは危ない」と警告するハミィが、「黒ミューズ」の仮面をしている場面が存在した。
  4. ^ 「担当キャラ9名」というのは、2013年公開の『映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』の10名(変身前のプリキュア5名と妖精5名)に抜かれるまで最多記録で、「妖精だけ」では現在まで最多記録。しかし担当声優はハミィ役が三石琴乃、フェアリートーン役は8名全て工藤真由の、計2名であるため、「担当声優2名」は現在まで最少記録である。
  5. ^ 表はプリキュア4名(キュアメロディはクレッシェンドキュアメロディ形態)とフェアリートーン、裏にはハミィが描かれており、ハミィの耳は裏返すとクレッシェンドキュアメロディの翼になっている。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 月刊アニメージュ』2011年11月号74 - 75頁。
  2. ^ a b c JAL海外ツアーサイト
  3. ^ 『映画 スイートプリキュア♪(仮題) | 東映[映画]”. 2011年1月26日閲覧。
  4. ^ a b c d e TVnavi ANIMATION 2011 AUTUMN』84 - 85頁
  5. ^ a b c 加藤レイズナ (2011年10月28日). “娘が見た父親の涙は〈映画「スイートプリキュア♪」制作者インタビュー1 梅澤淳稔プロデューサー前編〉”. エキサイト. 2011年10月29日閲覧。
  6. ^ 加藤レイズナ (2011年11月2日). “ハミィはキュアハミィだったワン!〈映画「スイートプリキュア♪」制作者インタビュー2 池田洋子監督〉”. エキサイト. 2011年11月2日閲覧。
  7. ^ 「『映画 スイートプリキュア♪』オリジナルサウンドトラック」付属ブックレット3-4頁「高梨康治インタビュー」より。
  8. ^ 三谷幸喜ブランドは健在!!『ステキな金縛り』が首位ぶっちぎり!!『三銃士』『プリキュア』新作がベスト3に初登場!!”. シネマトゥデイ (2011年11月2日). 2011年11月9日閲覧。
  9. ^ “7月23日(土)〜9月25日(日) 「2011 西武線スマイルスタンプラリー」実施” (プレスリリース), 西武鉄道, (2011年7月15日), http://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2011/__icsFiles/afieldfile/2011/07/19/2011smile-stamp_rally.pdf 2011年10月23日閲覧。 
  10. ^ “【ニュースリリース】「映画スイートプリキュア♪」公開記念 横浜市営地下鉄スタンプラリー” (プレスリリース), 横浜市交通局, (2011年10月7日), http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/kigyo/newstopics/2011/n20111006-8711-01.html 2011年10月23日閲覧。 
  11. ^ “映画『スイートプリキュア♪とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪』とチャレンジ25キャンペーンのタイアップポスターを希望する企業・団体に無料で配布!” (プレスリリース), チャレンジ25キャンペーン事務局, (2011年8月31日), http://www.challenge25.go.jp/activity/news/2011/08/110831a.html 2011年10月23日閲覧。 
  12. ^ 映画スイートプリキュア♪ プレゼントキャンペーン”. 2011年10月23日閲覧。
  13. ^ スイートプリキュア プレゼントキャンペーン:イベント&おトク情報”. 2011年10月23日閲覧。
  14. ^ “ちらばった音符をとりもどせ! 「goo」で、映画「スイートプリキュア♪」とのコラボレーションキャンペーンを開催” (プレスリリース), 2011映画スイートプリキュア♪製作委員会、NTTレゾナント, (2011年10月18日), http://pr.goo.ne.jp/detail/1542/ 2011年10月23日閲覧。 
  15. ^ “「映画スイートプリキュア♪とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪」公開記念 「ナムコ プリキュア大好き!フェスティバルff(フォルティシモ)」を開催!” (プレスリリース), ナムコ, (2011年9月20日), http://www.namco.co.jp/press/release/07/20110920.pdf 2011年10月23日閲覧。 
  16. ^ “「映画スイートプリキュア♪とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪」公開記念 プリキュアづけ グアム4・5日間” (プレスリリース), ジャルパック, (2011年9月29日), http://jalpak.jp/news/news/2011092901.html 2011年10月23日閲覧。 


「映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング



映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2020 Weblio RSS