多良間村
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 23:38 UTC 版)
放送
ラジオ
- RBCiラジオ(RBCi)とラジオ沖縄(ROK)の民放AM2局、NHK沖縄FM放送と、コミュニティ放送のエフエムみやこが、それぞれ中継局を島内に置いている(民放AMは混信対策のためFMでの放送、NHKFMは石垣島北東部も放送エリア)。FM沖縄およびNHKのAM放送は多良間島内に中継局がなく、それぞれ宮古島市内の中継局からの電波を受信する。
- ラジオ中継局周波数一覧
所在地 | RBCi | ROK | NHKFM | FMみやこ |
---|---|---|---|---|
多良間 | 82.2 | 83.6 | 86.2 | 76.5 |
- 周波数単位はMHz、出力は民放AM3W、NHKFM30W、FMみやこ10W
テレビジョン
- テレビ中継局周波数一覧
所在地 (ID) |
総合 (1) |
教育 (2) |
RBC (3) |
OTV (8) |
QAB (5) |
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多良間 | 22 | 18 | 43 | 45 | 47 |
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所・旧跡
- 2007年(平成19年)4月、多良間村の宮古遠見、八重山遠見、水納遠見を含む宮古島・八重山諸島の10の遠見番所(火番盛)が、国の史跡に指定された。遠見番所は、1638年(寛永15年)に長崎港外に設置されたのが始まりとされ、異国船の侵入を監視するためのものだった。火をたいて警戒したことから、火番盛とも呼ばれた。琉球における遠見番制度は1644年が始まりで、宮古・八重山諸島はフィリピン・台湾に近接していることもあり特に重要視された。他にも航海の安全や王府への伝令などの役割を果たした。
- 八重山遠見台
- 仲筋集落の北西、標高約30mの丘の上にある。底面の周囲約22.7m、高さ約2.5mに石が積み上げられ、頂上は円形で、昇降路は螺旋階段になっている。島で最も高い場所にあり、景勝の地でもある[2]。近くには、鉄筋コンクリート製の展望台が造られている。
- 宮古遠見台
- 泊御嶽から南方150mほどの道路沿い、南に向かって右側の小高い丘にある。底面の周囲約28.0m、高さ約3.7mに石が積み上げられ、頂上は直径約2mの円形で、昇降路は螺旋階段である[2]。周囲には木が生い茂っている。
- 水納遠見
- 湧水
- 昔は、飲み水を得ることが大切な仕事だった。多良間に水道設備ができたのは昭和の初めで、それまでは、自然洞穴の内にある泉が生活のための水源地になっていた。洞穴の入口から泉まで下っていく。奥に行くにしたがって暗くなるので、足で探って水を汲んだという。
- 夢パティオたらま - 村営の宿泊施設。
- すまむぬたらま - 多良間村地域振興拠点施設。島の特産品や土産品等を販売する直売所で、地元食材を使った料理を提供する食堂もある。外壁にはラテンバンド・ディアマンテスのメンバーであるアルベルト城間らによる壁画が描かれている[24][25][26][27]
- 里子之墓 - 処刑された平敷屋朝敏の長男が水納島に流され、次男が多良間島に流された[4]。その次男の子孫一族の墓で、後に平敷屋朝敏の遺骨もここに納められたと伝えられる[28]。
著名な出身者
- ^ 「観光客の来島自粛求める/多良間村の伊良皆村長」『宮古毎日新聞』宮古毎日新聞社、2020年4月4日。オリジナルの2021年9月24日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c d e f 沖縄開発庁沖縄総合事務局平良統計情報出張所 編『図でみる 多良間村の農業と漁業』沖縄農林水産統計情報協会、1992年3月。
- ^ 中山(2004)、41頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “多良間村の歴史”. 多良間村. 2020年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月10日閲覧。
- ^ a b 中山(2004)、295・297頁。
- ^ a b c d “会社概要”. 宮古製糖. 2023年6月7日閲覧。
- ^ 図典 日本の市町村章 p.240
- ^ “全国初のヤシガニ(マクガン)保護条例制定”. 多良間村. 2020年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^ 「多良間村長選 伊良皆氏が再選」『琉球新報』琉球新報社、2017年6月26日。オリジナルの2017年9月24日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「多良間村議会一般質問で職員採用試験実施へ」『宮古新報』、2017年9月12日。オリジナルの2019年1月15日時点におけるアーカイブ。
- ^ 他の地域との交流 > 沖縄県多良間村 宮古市
- ^ 黒糖を使った地域との交流活動の試み 沖縄県
- ^ 多良間郵便局 (沖縄県) 日本郵政
- ^ “スツウプナカ”. 多良間村. 2021年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月18日閲覧。
- ^ “スツウプナカ”. 沖縄祭祀資料データベース. 神戸女子大学古典芸能研究センター. 2018年11月18日閲覧。
- ^ 「多良間島で伝統のスツウプナカ始まり豊年を願う」『宮古新報』、2018年5月1日。オリジナルの2021年11月2日時点におけるアーカイブ。
- ^ “八月踊りの概要”. 多良間村. 2020年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月18日閲覧。
- ^ “八月踊り(詳細)”. 多良間村. 2021年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月18日閲覧。
- ^ “多良間港(普天間地区)” (PDF). 沖縄県土木建築部港湾課. 2017年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^ 「前泊港浮き桟橋が完成/多良間」『宮古毎日新聞』宮古毎日新聞社、2015年5月1日。オリジナルの2021年9月24日時点におけるアーカイブ。
- ^ “多良間島/水納島 アクセス” (PDF). 沖縄県企画部地域・離島課. 2016年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^ 沖縄総合事務局陸運事務所. “平成27年版業務概況” (PDF). p. 35. 2016年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^ 「信号を守り渡ろう/宮古島署」『宮古毎日新聞』宮古毎日新聞社、2015年4月30日。オリジナルの2021年9月24日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「島の魅力、目を引く多色で大壁画に 多良間村『すまむぬたらま』でアルベルト城間さんら制作」『琉球新報』琉球新報社、2020年7月19日。オリジナルの2020年7月19日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「多良間村地域振興拠点、観光協会に指定管理」『宮古新報』、2020年8月17日。オリジナルの2021年1月13日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「交流、魅力発信の拠点に/多良間村」『宮古毎日新聞』宮古毎日新聞社、2020年9月26日。オリジナルの2021年9月24日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「地域拠点施設に壁画制作へ/多良間」『宮古毎日新聞』宮古毎日新聞社、2020年8月26日。オリジナルの2021年9月24日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「平敷屋朝敏家族 多良間島で供養/「語る会」の12人」『沖縄タイムス』沖縄タイムス社、2017年10月31日。オリジナルの2021年1月10日時点におけるアーカイブ。
固有名詞の分類
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