マーマイト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/31 22:20 UTC 版)
製品の種類
- マーマイト 125g
- マーマイト 250g
- マーマイト 500g
- マーマイト 1000g(ケータリングサイズ。通常のガラス容器ではなくプラスチックの筒状容器に入っている。)
- マーマイト・ラブ・ポーション (8gパック×6個。一部の喫茶店ではばら売りされている)
- マーマイト・スクイーズ 200g
- ギネス・マーマイト限定版
英国以外での販売
マーマイトは英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、インド、スリランカ、および南アフリカ、すべてのコモンウェルスのたいていの食料品店で、広範囲にわたって販売されている。オランダでも比較的人気が高く、よく知られている。輸出されている国と地域(下記)では、一部のスーパーマーケットや健康食品店等で入手可能である。
これ以外の場所ではマーマイトはまだ知られておらず、ユニリーバは販売を行っていない。ユニリーバに推薦された英国の食品貿易会社(Lynton Exports社とPelam Foods社)が世界の離れた場所にマーマイトを輸出している。
ニュージーランドでは2011年2月22日に発生したカンタベリー地震でクライストチャーチにあった同国唯一のマーマイト生産工場が被害を受け、2013年3月20日に販売が再開されるまで生産を停止していた。その間の同国での品薄状態は映画アルマゲドンにかけてマルマゲドンと呼ばれ、ジョン・キー首相を始め多くのニュージーランド人が不満を漏らしていた[1]。
製造プロセス
実際のプロセスは企業秘密であるが、商業規模でイースト抽出物を製造するための一般的な方法として、塩を加えて溶液を高浸透圧にして、イースト菌の活動を停止させる方法がある。こうすると細胞がしなびて、イースト菌の自己分解を引き起こす。死にかけたイースト菌細胞は、外皮(イースト菌は最終製品の滑らかな舌触りを損なう厚い細胞壁を持っている)を分離した後、完全に分解するように加熱される。他のイースト抽出物と同じく、マーマイトは、グルタミン酸ナトリウム(MSG)に類似した、遊離グルタミン酸を含有する。
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