ファンタジア号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/19 15:33 UTC 版)
運行会社
運行回数
- 1989年頃(京葉線開通前)
- 東京駅 - TDL間:1日62往復
- 上野駅 - TDL間:1日45往復
- 1990年以降(京葉線開通後)
- 東京駅 - TDL間:1日20往復(のち1日14往復に減便)
- 上野駅 - TDL間:1日24往復(のち1日12往復に減便)
歴史
- 1983年(昭和58年)7月1日 - 東京湾岸線の運行を開始。
- 1985年(昭和60年)12月20日 - 上野湾岸線の運行を開始。
- 1990年(平成2年)3月10日 - 東京湾岸線にダブルデッカーを運行開始。同時に「ファンタジア号」という愛称を設定。
- 1992年(平成4年)2月 - 上野湾岸線減便。
- 1994年(平成6年)8月 - 東京湾岸線減便。
- 1995年(平成7年)
使用車両
東京湾岸線には、開業当時からハイデッカー車が使用されていたが、多客時には他の自動車営業所からも応援を得て増発便などに対応していた[3]。
1990年以降はネオプラン・スカイライナーが専用車として使用されていた。この車両は大阪府の観光バス専業事業者から中古で購入したもので、外装は久里洋二のデザインによるイラストが描かれていた。増発便・車両故障時にはハイデッカー車が使用された。
上野湾岸線ではハイデッカー車が運用されていた。
なお、JRバス関東東京支店には、観光路線仕様の日野・レインボーが名目上は当路線の予備車として配置されていたことがあるが、実際に使用されたことはない[10]。
付記
- 2000年4月20日より、JRバス関東と京成電鉄バスの共同運行により、新宿駅~東京ディズニーリゾート間の運行が行われている。これは、新宿発着の夜行高速バス車両を東京支店(江東区)へ回送していたものを、客扱いの上東京ディズニーリゾートまで延長しているものである。京成電鉄はハイデッカー4列シート、JRバス関東は独立3列シートのダブルデッカー・スーパーハイデッカーを使用。
- また2009年3月31日には京成バスと東京ベイシティ交通の共同運行によりマイタウン・ダイレクトバス新浦安ルート(秋葉原駅・東京駅~新浦安)間が開設され、一部の便が東京ディズニーリゾートを経由している。なお、2017年10月1日からJRバス関東が共同運行に加わり、路線免許は別ながら、JRバス関東による東京駅~東京ディズニーリゾート間のバス路線が復活することになる。
注釈
出典
- ^ 鉄道ジャーナル誌1984年6月号「特集:国鉄バス1984」の車両紹介では「デッカー車」という表現が使用されていた。当時、まだスーパーハイデッカー車は日本には存在しなかった。
- ^ 『バスジャパン・ハンドブック18』 p.55
- ^ a b c d e f g 鉄道ジャーナル通巻284号(1990年6月号)p138
- ^ ジェイアールバス関東公式サイト内高速バスヒストリー(1988-1990)によれば、乗務員が休む暇もないほど多くの利用者がいたという。
- ^ a b 『新版・高速バス大百科』p.117
- ^ 『新版・高速バス大百科』p.118
- ^ 『バスジャパン・ニューハンドブック37』 p.24
- ^ ジェイアールバス関東公式サイト内高速バスヒストリー(1991-1995)では、「壊滅的な打撃」という表現が使用されている。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '96年版』ジェー・アール・アール、1996年7月1日、181頁。ISBN 4-88283-117-1。
- ^ 『バスジャパン・ハンドブック18』 p.45
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