ジュゼッペ・ガリバルディ (空母) 艦歴

ジュゼッペ・ガリバルディ (空母)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/22 23:26 UTC 版)

艦歴

1977年11月21日に契約が締結され[1]、1978年2月20日に正式な発注がなされた[8]。1980年2月に設計作業が完了し、1981年3月26日に起工された。1984年12月3日より海上公試が開始され、1985年9月30日に竣工した[8][1]

ハリアー IIの配備直後の1995年1月には、早速、第二次国際連合ソマリア活動の撤退支援のために出撃し、ハリアーIIとともに初の実戦参加となった[3]。このときには、3機のハリアーIIが上空警戒と武装偵察を実施して、良好な結果を残した[10]

2007年に新空母「カヴール」が就役するのと入れ替わりに大規模修理に入った。当初の計画では2016年までに退役することになっており[2]、本艦とサン・ジョルジョ級強襲揚陸艦3隻の計4隻の更新用として、2万トン級強襲揚陸艦(LHD)3隻の建造が計画されていた[14]。その後計画は変更され、本艦のみの更新用として3万トン級の強襲揚陸艦「トリエステ」が建造され、2019年5月に進水した[4]

2021年度中には衛星打ち上げロケットのためのプラットフォームへの改装が始まる予定である[15]

脚注

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参考文献

外部リンク


注釈

  1. ^ その名を持った艦艇はジュゼッペ・ガリバルディ級装甲巡洋艦のネームシップである1番艦「ジュゼッペ・ガリバルディ」・ルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ級軽巡洋艦2番艦「ジュゼッペ・ガリバルディ」に次いで3隻目である。
  2. ^ 1967年には、ハリアーGR.1が「アンドレア・ドーリア」に着艦するデモンストレーションが行われ、ハリアーGR.50 50機の購入契約(うち44機はイタリア国内でノックダウン生産)も締結されたが、上記の空軍法のために全てキャンセルされたという経緯もあった[10]

出典

  1. ^ a b c d e f g Saunders 2015, p. 418.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l Wertheim 2013, pp. 326–327.
  3. ^ a b c d e f g Polmar 2008, ch.21 Lessons and Finances.
  4. ^ a b c 海人社 2019.
  5. ^ a b c d e f g h 寺部 1986.
  6. ^ Gardiner 1980, pp. 290–291.
  7. ^ Gardiner 1996, pp. 199–200.
  8. ^ a b c d e Gardiner 1996, pp. 204–205.
  9. ^ Polmar 2008, ch.12 Carrier Proliferation.
  10. ^ a b 石川 2004.
  11. ^ en_mezzi_militari, tutti i diritti riservati (2008年9月13日). “Light aircraft carrier Garibaldi” (英語). 2013年10月1日閲覧。
  12. ^ Saunders 2015, p. 408.
  13. ^ Friedman 1997, p. 632.
  14. ^ 海人社 2012.
  15. ^ https://strategypage.com/htmw/htnavai/articles/20210311.aspx


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