オープンアプリプレイヤー オープンアプリプレイヤーの概要

オープンアプリプレイヤー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/11 13:58 UTC 版)

Java Platform, Micro Edition > オープンアプリプレイヤー

概要

  • オープンアプリプレイヤー(以下OAP)とはJavaアプリ管理を行えるApplication Management Software(AMS)とJava仮想マシンを組み合わせたものとなっている。
  • Java Platform, Micro Edition(Java ME)準拠、コンフィギュレーションはConnected Limited Device Configuration(CLDC) 1.1、プロファイルはMIDP(Mobile Information Device Profile)を採用している。
  • KDDIが言うオープンアプリとは、実態としては、CLDC1.1/MIDP2.0に対応したJavaアプリのことである。
  • CLDC1.1/MIDP2.0の仕様の忠実な再現を目指しており、特別な拡張などは行っていない。
  • Untrustedアプリしか対応していない。
  • MIDlet-<n>には対応しておらず、Jarに含める事が可能なアプリはひとつだけである。
  • 通信については現在のところ1日3MBまでに制限されており、この制限を越えると、翌日の1時まで通信できなくなる。また、この制限にはJad/Jarファイルのダウンロードも含まれるため、注意が必要である。また、接続前に必ずユーザーに確認を行うのも特徴である。
  • 2010年8月31日、通信制限の撤廃、コンテンツプロバイダーへの開放等が予定されていると発表された。[1]

EZアプリ (J)

  • EZアプリ(J)とはオープンアプリプレイヤーをベースとしており、アプリックスのJBlendで構築したJava VMを挟むことで、BREWプラットフォーム上でJavaアプリを動作させる。そして新たに3Dグラフィックの描画機能やアプリデータをSDカードに書き込む機能を追加したほか、メモリ容量やアプリのサイズを増やしている。また、従来のBREW版EZアプリ及びオープンアプリプレイヤーは1日最大6Mバイトまでの通信制限があったが、EZアプリ (J)に通信制限はない。2011年春モデルのT006より順次搭載された。

技術的な詳細仕様がKDDIのEZファクトリーにて公開されている。

対応機種

(2014年12月現在) ※同キャリア向けの2007年春モデルから一部の機種にOAPが搭載されている。

BREWで作成されているにもかかわらず過去の携帯電話に対応できない理由としては、EZウェブブラウザがOAPのダウンロードタグに対応していないためである。

2009年秋冬モデルの一部のKCP+搭載機種、[3]URBANO BARONEおよびE08Tを除く2010年春モデルのKCP+搭載機種、[4]SA002を除く2010年夏モデルのKCP+搭載機種[5]およびK007を除く2010年冬モデルおよび2011年春モデル以降のKCP+搭載機種[6]においては、OAPが再び非搭載となったが、2011年春モデルのT006よりEZアプリ(J)として復活した。[7]


  1. ^ https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1008/31/news085.html
  2. ^ a b c d e f g h i EZアプリ(J)として
  3. ^ 例:PLY(TSX04)SA001T003等。
  4. ^ 例:SH005AQUOS SHOT SH006等。
  5. ^ 例:CA005S003beskey等。
  6. ^ 例:CA006S006等。
  7. ^ KDDI、Javaで開発できる「EZアプリ (J)」を来春に追加
  8. ^ KDDIに「オープンアプリプレイヤー」を聞く 再びauがJavaアプリを導入した真意とは
  9. ^ ただしKCP+搭載機種に限られる。なお、バックアップしたアプリの復元は、同一電話番号の端末に限り可能。


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