アカエイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/17 14:38 UTC 版)
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アカエイ | |||||||||||||||||||||
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アカエイの腹面。福岡県今津干潟に打ち上がった死骸。
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||
NEAR THREATENED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Hemitrygon akajei (Müller et Henle, 1841) | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Red stingray |
形態
最大幅1.5メートルに達する。アカエイを含む多くのエイは一般的に全長ではなく鰭の幅(体盤幅)で大きさを測る。他のエイに共通するように、体は上から押しつぶされたように平たく、座布団のような形をしている。左右の胸鰭は緩やかな曲線を描くが、吻は尖っている。背面は赤褐色-灰褐色で、腹面は白いが、鰭や尾など辺縁部が黄色-橙色になる点で近縁種と区別できる。背面に目があり、噴水孔が目の後方に近接して開く。腹面には鼻孔、口、5対の鰓裂、総排出腔がある。
体表はほとんど滑らかだが、背中の正中線付近には小さな棘が並び、尾に続く。尾は細長くしなやかな鞭状で、背面に短い棘が列を成して並ぶ。さらに中ほどには数-10センチメートルほどの長い棘が1-2本近接して並び、尾を鞭のように払って刺そうとする。この長い棘には毒腺があり、刺されると激痛に襲われる。数週間も痛みが続いたり、アレルギー体質の人はアナフィラキシーショックにより死亡することもある。棘には鋸歯状の「返し」もあり、一度刺さると抜き難い。刺されたらまず毒を絞り、患部を水または湯で洗い流した後、早急に病院で治療を受ける必要がある。なお、生体が死んでも毒は消えない。
クロコダイル・ハンターとして著名なスティーブ・アーウィンは番組の収録中に棘に刺され死亡した。
分布
北海道南部から東南アジアまで、東アジア沿岸域に広く分布する。学名の種名"akajei"は和名に由来している。また、フィジーやツバルでも記録がある。
アカエイと同じ種類の言葉
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