wakamaru
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/29 15:19 UTC 版)
wakamaru(わかまる)は三菱重工業が開発したロボットである。身長100cm、直径45cm、体重30kg[1]。人間とコミュニケーションするロボットであり、周囲の視覚情報から人間を検出して顔を識別したり、音声を認識して簡単な対話をするなどの機能がある[2]。インターネットを通じてニュースなどを受信することもできる[3]。
デザインは喜多俊之。「wakamaru」の名は源義経の幼名牛若丸にちなむ[4]。
2003年に初めて報道公開された。2005年日本国際博覧会では三菱未来館の案内役を務めた他[5]、2010年にはあいちトリエンナーレにおいて平田オリザが脚本・演出の舞台に出演している[6]。
外部リンク
- 三菱重工|wakamaru - ウェイバックマシン(2016年3月28日アーカイブ分)
- 川内直人、古結義浩、長島是、大西献、日浦亮太「ホームユースロボット"wakamaru"」『三菱重工技報』第40巻第5号、三菱重工業、2003年、270-273頁、ISSN 03872432、NAID 80016295775、OCLC 5174504874、国立国会図書館書誌ID:6764850、2023年4月29日閲覧。
- 喜多俊之「プロダクトとしてのロボットデザイン」『日本ロボット学会誌』第22巻第8号、日本ロボット学会、2004年、984-985頁、doi:10.7210/jrsj.22.984、ISSN 02891824、NAID 10017996656、OCLC 834302922、国立国会図書館書誌ID:000000039445、2023年4月29日閲覧。
- 塘中哲也、古結義浩、日浦亮太、杉本喜一、大西献「ホームユースロボット wakamaru の環境認識技術」『三菱重工技報』第42巻第3号、三菱重工業、2005年、40-41頁、ISSN 03872432、NAID 10018132829、OCLC 5174504874、国立国会図書館書誌ID:6764850、2023年4月29日閲覧。
- 山田俊郎、坂口正道、北村喜文「愛・地球博」『日本バーチャルリアリティ学会誌』第10巻第2号、日本バーチャルリアリティ学会、2005年、114-119頁、doi:10.18974/jvrsj.10.2_50、ISSN 13426680、NAID 10016465603、OCLC 9710937869、国立国会図書館書誌ID:000000101641、2023年4月29日閲覧。
- サイエンスウィンドウ編集部「ロボット今昔ものづくり」『サイエンスウィンドウ』第2巻第7号、科学技術振興機構、2008年、4-5頁、doi:10.1241/sciencewindow.20080207、ISSN 18817807、NAID 130007631963、OCLC 852260514、国立国会図書館書誌ID:000008427278、2023年4月29日閲覧。
- 石黒浩、平田オリザ「ロボット演劇 (特集 ソーシャルロボットと人間理解)」『日本ロボット学会誌』第29巻第1号、日本ロボット学会、2011年、35-38頁、doi:10.7210/jrsj.29.35、ISSN 02891824、NAID 10027648513、OCLC 9660662389、国立国会図書館書誌ID:10956769、2023年4月29日閲覧。
脚注
- ^ 川内直人 et al. 2003, p. 271.
- ^ 塘中哲也 et al. 2005, p. 40.
- ^ サイエンスウィンドウ編集部 2008, p. 5.
- ^ 喜多俊之 2004, p. 984.
- ^ 山田俊郎, 坂口正道 & 北村喜文 2005, p. 52.
- ^ 石黒浩 & 平田オリザ 2011, p. 36.
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