POBox・POBox Pro
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/02 03:22 UTC 版)
「POBox」の記事における「POBox・POBox Pro」の解説
フィーチャーフォンではau向けにC406Sで初搭載され、以後ドコモ向けのソニー、ソニー・エリクソン、ソニーモバイル製日本国内向け端末に搭載、後に上位版の"POBox Pro"となった。一部機種を除きソニーモバイルの公式PCサイトより自作のダウンロード辞書作成も可能だった。 一時期はジョグダイヤルとの組み合わせで「スピードメーラー」などの呼称で搭載されていたが、携帯電話のプラットフォームやユーザインタフェイス共通化のため(KCPおよびKCP+を参照のこと)ジョグダイヤルは搭載されることはなくなった。 POBoxでは予測精度の向上を目的としてデフォルトの辞書の登録語数はATOK(予測変換システムのAPOTを含む)などと比較すると絞り込まれており、ユーザーが目的に応じてダウンロード辞書を活用することを前提としている。またATOKでは最初の文字に濁点や半濁点が含まれる候補はこれらを入力するまで表示されないのに対し、POBoxでは表示される。 POBox 以下のようなマイナーバージョンアップが行われたが、名称自体にバージョン名などは付加されなかった。SO504i以降 - 逆トグル(文字の出現順を逆送りする機能)への対応。 SO212i以降 - 大文字・小文字の切り替え機能の追加、ダウンロード辞書への対応。 SO506iS・W21S以降 - モードレス(ひらがな入力時に英数字やカタカナをそのまま変換できる)への対応、単漢字候補が埋もれやすい欠点への対策など入力環境の改善。 POBox Pro 搭載機種:SO705i / W43S / W44S / W51S / ウォークマンケータイ W52S / W53S 予測変換ウィンドウにおけるタブの採用など使い勝手が向上した。さらに入力詳細設定で文字入力時の細かい設定ができるようになった。 POBox Pro 2.0 搭載機種:SO905i / Cyber-shotケータイ SO905iCS / W54S / Cyber-shotケータイ W61S POBox Proより学習機能・予測機能を強化。新たに文字入力後に接続語を予測する「つながり候補」機能が追加された。2タッチ入力(ポケベル打ち)にも対応した。 POBox Pro E 搭載機種:W62S POBox Pro 2.0をベースに、英語の予測変換に対応している。 POBox Pro 3.0 搭載機種:SO906i / フルチェンケータイ re(W63S) / Walkman Phone, Xmini(W65S) POBox Pro 2.0からさらに学習機能・予測機能が進化している。新機能として複合語入力に対応した「つなげて学習」、話し言葉を学習、候補に表示する「しゃべり語学習」が追加されている。キーを押し続けることで同じ文字を連続入力できる「つづけて入力」(通称「ジョジョ打ち」)、デコレーションメールの色付き文字を学習する「カラフルPOBox」を搭載している。 POBox Pro 3.0E 搭載機種:W64S / Cyber-shotケータイ S001 / Walkman Phone, Premier3 / G9 / S002 / BRAVIA Phone U1 / URBANO BARONE POBox Pro 3.0をベースに、英語の予測変換に対応している。 POBox Pro 4.0E 搭載機種:Cyber-shotケータイ S003 / BRAVIA Phone S004 / BRAVIA Phone S005 / URBANO MOND 変換候補でデコレーション絵文字(絵文字風のイラスト画像)を表示するほか、「ありがとう」「うれしい」「かなしい」など感情を示す言葉を変換する際には、その感情に合わせた文字色の変換候補を表示するようになった。 POBox Pro 5.0E 搭載機種:Cyber-shotケータイ S006 / G11 単語の読みの長さにより変換候補を絞り込む「ワイルドカード予測」(iWnn由来)が追加され、カラフルPOBoxにおいても英語予測に対応した。 POBox Pro 6.0E 搭載機種:S007 / URBANO AFFARE 過去の入力履歴を参照して文字入力をする前に予測候補を出す「いきなり予測」(iWnn由来)が追加された。
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