FREX・FREXパルとは? わかりやすく解説

FREX・FREXパル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 06:37 UTC 版)

東海道新幹線」の記事における「FREX・FREXパル」の解説

新幹線通勤のために発行される普通車自由席用の定期券として、特別企画乗車券ひとつとしてFREX」(フレックス)が発行されている。また、通学用の「FREXパル」も発行されている。どちらも有効期間1か月と3か月2種類販売されている。基本的に新幹線利用区間営業キロで200km以内区間設定されているが(静岡駅 - 名古屋駅名古屋駅 - 新大阪駅など)、東京駅品川駅新横浜駅の各駅では例外的に浜松駅までのFREX・FREXパルが設定されている。東海道新幹線では東京駅 - 浜松駅間の定期券がもっと高額で、1か月有効のFREX184,980円となっている。また、FREX区間前後在来線利用区間挟んだ設定も可能であり(例:新橋駅 - 品川駅 - 熱海駅 - 伊東駅新幹線区間品川駅 - 熱海駅間のみ)、FREX区間平行する在来線東海道本線区間利用できるFREX国鉄末期1983年昭和58年1月31日発売開始され1986年昭和61年)にはFREXパル発売された。当初高額のため利用低迷していたが、1980年代後半バブル景気に伴う地価高騰、およびそれを背景として1989年平成元年)の税制改正消費税導入時)で実施され企業による従業員通勤手当支給の上限額引き上げ により、地価の安い神奈川県西部静岡県内購入した自宅から東京都心部へ通勤する乗客増えFREX利用急増したその後景気低迷により地価下落し企業従業員遠距離通勤を再び制限する傾向生まれたともされるが、三島駅「こだま」利用)や静岡駅「ひかり」利用)で東京駅まで約1時間通勤可能で、在来線列車異なり300系700系での着席による通勤快適性が高い ことなどから、新幹線通勤需要増している。それに合わせJR東海は特に朝の通勤時間帯(7 - 8時台)に東京駅到着する上り列車増発進めた東海道新幹線では1980年代から「ひかり」「のぞみ」への転換により「こだま」本数削減続いているが、この時間帯では例外的に増発されている。 一方この他区間方向では、新幹線通勤者の絶対数東京比べて少ないこともあり、東京ほどの明確な通勤輸送体制取られていない名古屋駅京都駅新大阪駅などへの下り方面では、8時台には新大阪駅品川東京始発「のぞみ」到着する制約もあり、静岡名古屋始発新大阪行き「こだま」3本普通車全車自由席設定するなどの対応は行なっているものの、本数自体はほかの時間帯との違いはない。また、新大阪駅から名古屋駅の上りでは、通勤時間帯の列車そのまま東京駅まで運転されるため、「ひかり」1本を米原駅岐阜羽島駅停車させて名古屋駅8時台到着の両駅停車列車3本増強する程度の対応にとどまっている。

※この「FREX・FREXパル」の解説は、「東海道新幹線」の解説の一部です。
「FREX・FREXパル」を含む「東海道新幹線」の記事については、「東海道新幹線」の概要を参照ください。

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