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三島駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/18 10:32 UTC 版)

三島駅
南口(2007年3月23日)
南口(2007年3月23日)
みしま - Mishima
所在地 静岡県三島市一番町
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海・駅詳細
日本貨物鉄道(JR貨物)
伊豆箱根鉄道駅詳細

三島駅(みしまえき)は、静岡県三島市一番町にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)・伊豆箱根鉄道である。

目次

概要

三島市の代表駅である当駅は、JR東海・JR貨物と伊豆箱根鉄道が使用する駅であり、JR東海の東海道新幹線、JR東海・JR貨物の東海道本線(JR東海が第一種鉄道事業者でJR貨物が第二種鉄道事業者)、伊豆箱根鉄道の駿豆線の合計3路線が乗り入れている。JR東海の駅舎と伊豆箱根鉄道の駅舎は分離されているが、駅構内は隣接し、線路がつながっている。JR東海の南口駅舎は富士山三嶋大社をイメージしたものになっており、中部の駅百選にも選定された。

東海道本線で運行される列車のうち、当駅に停車するものは普通列車が中心だが、東海道本線と駿豆線を直通運転する特急踊り子」も停車している。当駅以西へ向かう特急列車も存在していたが、2007年平成19年)3月18日の特急「東海」の廃止により消滅した。快速「ムーンライトながら」は下りのみ(臨時を含む)当駅に停車していたが、2009年(平成21年)3月14日のダイヤ改正で臨時列車への格下げと同時に停車駅が見直され、両方向とも当駅通過となった。その他夜の下りホームライナー1本が当駅始発で運転されていたが、始発駅が沼津に変更され、こちらも当駅への停車がなくなった[1]。東海道新幹線の列車は、「こだま」の全列車と、東京 - 岡山間(上り1本は新大阪始発)の「ひかり」が1日上下6本ずつ(2時間に1本)停車し、当駅発着列車も設定されている。

駅は東海道本線の丹那トンネル開削に伴って1934年昭和9年)12月に開業した。同時に、1898年明治31年)に運行を開始した駿豆線も下土狩駅から起点を変更し乗り入れた。この三島駅は2代目であり、駿豆線の起点であった下土狩駅が初代の三島駅であった。1969年(昭和44年)4月には東海道新幹線側にも駅が完成し、1987年(昭和62年)4月に行われた国鉄分割民営化では、それまで日本国有鉄道(国鉄)が運営していた三島駅の旅客営業をJR東海、貨物営業をJR貨物がそれぞれ継承した。

駅構造

JR東海

JR 三島駅
北口(2009年7月30日)
北口(2009年7月30日)
みしま - Mishima
所在地 静岡県三島市一番町16-1
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
電報略号 ミシ
駅構造 高架駅(新幹線)
地上駅(在来線)
ホーム 1面2線(新幹線)
2面4線(在来線)
乗車人員
-統計年度-
29,198人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1934年昭和9年)12月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 東海道新幹線
キロ程 120.7km(東京起点)
熱海 (16.1km)
(25.5km) 新富士
所属路線 東海道本線
キロ程 120.7km(東京起点)
函南 (6.2km)
(5.5km) 沼津
備考 駅長配置駅管理駅
みどりの窓口

ホーム・駅構内

在来線(東海道本線)のホームは駅構内の南側にあり、その北側に東海道新幹線のホームがある。在来線ホームは地上にあり、新幹線ホームは高架上にある。

在来線ホーム(1 - 4番線)
在来線は島式ホーム2面4線を使用する。南側のホームが1番線と2番線、北側のホームが3番線と4番線である。内側の2番線と3番線が駅の本線であり、外側の1番線と4番線は待避線副本線)である。また、4番線の北側にも待避線が1本あるが、ホームはない。
東海道本線から駿豆線に乗り入れる特急「踊り子」は上下共1番線の函南寄りから発着する。この1番線の線路ではホーム途中に東海道本線から駿豆線への左片開き分岐器が設置されており、建築限界を破らないようにホームの線路側端に湾状に抉られた部分がある。この部分には黄色の回転灯が2つ設置されている。
ホーム上ではキヨスク[2]と桃中軒の立ち食いそば・うどん店[3]が営業している。
新幹線ホーム(5・6番線)
新幹線は島式ホーム1面2線を使用する。ホームの南側が5番線、北側が6番線である。ホームがある線路は待避線(副本線)であり、その外側にホームのない本線(通過線)がある。島式ホームの外側に本線(通過線)を設ける構造は全国の新幹線駅では当駅のみである。ホームの南側には検修庫(三島車両所検修線)が設置されているため、ここから在来線ホームを見渡す事ができない。
検修庫の東側には新幹線の保線基地(三島保線所)が置かれている。また、駅の西方には三島車両所の新幹線留置線が広がっている。車両所・保線所の他に、新幹線関連の機関として三島電力所と三島信号通信所が駅構内に置かれている。
ホーム上では、コンビニエンスストアベルマート)やキヨスク[4]、桃中軒の駅弁販売店[5]や立ち食いそば・うどん店[3]が営業している。
ホームの使用状況
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 駿豆線直通 大場修善寺方面 特急「踊り子」専用
(両方向とも同一ホーム発着)
東海道本線
(駿豆線からの直通)
上り 熱海東京方面[6]
2 東海道本線 下り 沼津静岡方面[6]  
3 東海道本線 上り 熱海・東京方面  
4 東海道本線 下り 沼津・静岡方面 当駅始発
上り 熱海・東京方面 1日1本のみ
5 東海道新幹線 下り 名古屋新大阪方面  
6 東海道新幹線 上り 新横浜・東京方面  
在来線ホーム(2006年7月) 新幹線ホーム(2004年9月16日)
在来線ホーム(2006年7月)
新幹線ホーム(2004年9月16日)


駅舎・設備

駅の出入口は、在来線ホームの南側にある南口と、新幹線ホームの高架下にある北口の2ヶ所。2つの出入口は地下通路で結ばれている。地下通路の在来線ホームと新幹線ホームの間には、日本で初めて設置された平面付き2段階エスカレーターオートウォークがあり、「ゆうロード・三島」と命名されている。このエスカレーターは登場当初日立製作所CMでも紹介された。エレベーターは、地下通路と各ホームの間及び地下通路と南口の間の合計4ヶ所に設置されている。在来線側の3基は1999年度に、新幹線側の1基は2006年度に整備された[7]

南口の駅本屋は1934年の開業当初からのもので、神保忠良によって設計された[8]木造一階建て372平方メートルで[8]、屋根の緩やかな曲線により富士山と三嶋大社の社をイメージしているといわれる。南口にはJR線の改札口が1ヶ所ある他、伊豆箱根鉄道との乗り換え口がある。改札口・乗り換え口共に自動改札機が導入されている。駅本屋には自動券売機(在来線のものはTOICA対応・タッチパネル[* 1])やみどりの窓口があり、南口側にはTOICAチャージ機、TOICA非対応のタッチパネル式自動精算機が設置されている。連絡改札口には自動精算機はなく、JRで乗り越し精算する場合はJR側の有人改札口で精算して入鋏印が押された精算証を受け取り、伊豆箱根鉄道の改札口で入鋏印が押された精算証と伊豆箱根鉄道の乗車券を渡す事になる。この時自動改札機は利用できない。地下通路の南口へのエレベーターの前の伊豆箱根鉄道の発車標には「←JR線精算所」と精算所の案内が表示される。南口側の改札外では、ベルマート[2]JR東海ツアーズ三島支店[9]が営業している。

高架下にある北口の駅舎には、在来線・新幹線の各改札口や両線の乗り換え口が開設されている。北口は南口と異なり深夜は営業しておらず、そのため地下通路は夜間閉鎖される。駅舎内には南口と同様にすべての改札で自動改札機が導入されている。改札外にはタッチパネル式自動券売機(在来線のものはTOICA対応・タッチパネル式)、みどりの窓口が設置されている。在来線北口改札内にはTOICAチャージ機とタッチパネル式自動精算機があり、新幹線連絡改札口の在来線側には新型のタッチパネル式の新幹線特急券自動券売機がある[* 2]。北口側では、新幹線改札内でギフトショップ(ギフトキヨスク三島)が、在来線改札内でベルマートが営業している[2]他、飲食店などが入居する「アスティ三島」が北口駅舎に併設されている。

発車標は、以前は在来線・新幹線のホームに反転フラップ式のものが設置されていたが、現在は両者ともLED式となっている。この他にも在来線ホームにはLED式の列車接近案内表示器や、新幹線ホームにはLED式のお知らせ表示器がある。改札口前の発車標は北口・南口共にすべてLED式となっている。

JR東海の駅長駅員配置駅(直営駅)であり、管理駅として函南駅を管理している[10]

伊豆箱根鉄道

伊豆箱根鉄道 三島駅
駅舎
駅舎
みしま - Mishima
(1.3km) 三島広小路
所在地 静岡県三島市一番町16-1
所属事業者 伊豆箱根鉄道
所属路線 駿豆線
キロ程 0.0km(三島起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
8,896人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1934年昭和9年)12月1日

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線から構成される2面3線の櫛形ホームを持つ地上駅である。南側の単式ホームが7番線、北側の島式ホームが8番線と9番線である。8・9番線のホーム上には売店と休憩所がある。駿豆線に乗り入れる特急「踊り子」は全列車がここから発着せずにJR側の1番線を発着する[* 3]

駅舎はホームの東端にあり、JR三島駅南口に隣接している。駅舎内部には駿豆線の改札口やJR線との連絡改札口が開設され、自動券売機(連絡改札口の1台と駿豆線改札口の2台のうち1台はタッチパネル式)と自動改札機が設置されている。[* 4]立ち食いそば屋は改札口横にあり、改札内外のどちらからでも利用可能。トイレは改札外にある。その他にコインロッカーが駿豆線の改札前に設置されている。また電車発車時に発車ベルと発車ブザーが流れるが、電車接近放送などの自動放送はない。

発車標は改札前・ホーム(8・9番線の自動販売機の前のみ)・JRの地下通路の南口へのエレベーターの横に設置されており、すべてLED式である。

ホームの使用状況
ホーム 路線 行先
7・8・9 駿豆線(普通列車) 伊豆長岡修善寺方面
  • 7番線は使用される頻度が低く、ごく一部の営業列車や回送列車などが使用する。このため、8・9番線に比べるとホーム幅が狭く、売店や自動販売機、ベンチなども設置されていない。



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注釈

  1. ^ 在来線の券売機はTOICA導入時にすべてタッチパネル化された。
  2. ^ 南口同様、在来線の券売機はTOICA導入時にすべてタッチパネル化され、同時に在来線北口の改札口の前(改札内)にTOICAチャージ機が設置された。また、新幹線のものは連絡改札にあるものも含めてすべて新型のタッチパネル式に更新された。
  3. ^ 当駅から修善寺行に乗車する場合、改札係員に「踊り子」号に乗車する旨を伝えれば乗車できる。また、伊豆箱根鉄道側からも修善寺行「踊り子」号に関する案内放送(肉声)が流れる。
  4. ^ 珍しくも自動券売機ではバス連絡乗車券(伊豆長岡乗り換え長岡温泉まで)も購入可能。

出典

  1. ^ 但し、乗車整理券は始発駅変更後も改札外の自動券売機で沼津からの分を販売している。
  2. ^ a b c 東海キヨスク株式会社 : 主要駅マップ(三島駅コンコース・在来線ホーム)、2009年9月12日閲覧。
  3. ^ a b 桃中軒 店舗紹介、2009年9月12日閲覧。
  4. ^ 東海キヨスク株式会社 : 主要駅マップ(三島駅新幹線ホーム)、2009年9月12日閲覧。
  5. ^ 桃中軒 駅弁、2009年9月12日閲覧。
  6. ^ a b 駅構内における案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2011年1月現在)。
  7. ^ 東海旅客鉄道編『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年、784頁
  8. ^ a b 交建設計・駅研グループ著 『駅のはなし』 交通研究協会、1996年
  9. ^ JR東海ツアーズ 三島支店、2009年9月12日閲覧。
  10. ^ 『東海旅客鉄道20年史』
  11. ^ JR時刻表2010年8月号(交通新聞社刊)168ページ
  12. ^ 駅別乗車人員ベスト10(JR東海ウェブサイト)による。
  13. ^ 原口隆行著 『日本の路面電車 2』 JTB、2000年
  14. ^ a b c d e f 原口隆行著 『鉄道唱歌の旅 東海道線今昔』 JTB、2002年
  15. ^ 森信勝著 『静岡県鉄道興亡史』 静岡新聞社、1997年
  16. ^ 三島町を中心とした17ヶ市町村が「国鉄新幹線静岡県東部地域新駅設置期成同盟会」を設立した。
  17. ^ a b c d e 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 2』 JTB、1998年
  18. ^ 第3回『中部の駅百選』25駅の認定について[リンク切れ](中部運輸局ホームページ)
  19. ^ 【社長会見】三島駅南口駅舎の建替・改良について東海旅客鉄道・ニュースリリース、2011年9月15日
  20. ^ a b 市長大いに語る 三島駅南北自由通路(三島市ホームページ)による


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