FILM WINDOW(フィルム・ウィンドウ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 22:45 UTC 版)
「シルバー事件」の記事における「FILM WINDOW(フィルム・ウィンドウ)」の解説
フィルム・ウィンドウとは、タイプの異なる7種類の情報をウィンドウ単位で組み合わせて表現する手法。そのため個々の異なる情報を一画面内で表示することが可能。さらに、ひとりの登場人物の"言葉"と"心情"を同時に提示したり、複数の登場人物の心情を同時に表示することで、"ふたつの物語をひとつの時間で表現する"ことも可能となる。 画面内に複数のウィンドウを表示し、場面ごとにそれらの表示位置や大きさを変える手法。「フィルム・ウィンドウの種類」として解説書に載っているものは以下の通り。 3Dウィンドウ ポリゴンにより描かれた風景・建物といった「場所」が表示されるウィンドウ。主人公の移動時には3D視点でのフィールド画面の役割を果たす。多くの会話イベント時には背景表示の役割(一部の場面ではカメラが一定の移動を繰り返す)を果たす。場面転換時には遠景が流され、重ねて時刻・地名・章題等が表示される。 ムービー・ウィンドウ 実写映像・アニメーション・3Dポリゴンなど、さまざまな描法によるムービーが表示されるウィンドウ。イベントムービーとしての役割だけでなく、“ムービーが流れる傍らで(ボタン操作により)テキストを読み進める”といった場面も存在する。 グラフィック・ウィンドウ イベント画としての一枚絵や、アイテムや重要箇所などの映像が表示されるウィンドウ。 テキスト・ウィンドウ 文字が表示されるウィンドウ。多くの場合はキャラクターのセリフが表示されるが、その場合はセリフの長さによってウィンドウの大きさが変わる。パソコン画面を意味する場合は広めにスペースがとられた一定の大きさのウィンドウに文字が並んでいく。メルマガや貼り紙の文面を意味するウィンドウでは、あらかじめ表示された全文(ウィンドウ外にまでテキストがはみ出す)を画面を上下にスクロールさせて読む。イベントムービーとして、テキスト・ウィンドウが連続して流れる場面も存在。 フェイス・ウィンドウ キャラクターの顔が表示されるウィンドウ。そのキャラのセリフであるテキスト・ウィンドウと共に表示される。表示の際にはウィンドウの枠線が光りキャラクター名も表示される。グラフィック・ウィンドウの一枚絵における人物の顔にあたる場面が光る枠線で囲まれ、フェイス・ウィンドウの役割をはたすことも多い。 メニュー・ウィンドウ コマンドが表示されるウィンドウ。「M」「C」「I」「S」の文字が表示されており、それぞれ「MOVEMENT(移動)」「CONTACT(接触)」「INPLEMENT(道具の使用)」「SAVE(セーブ)」を意味する。 ウィンドウが表示される背景もシナリオ毎にデザインが異なり、ほとんどの場面でアニメーションし続ける。これらの背景は流れている音楽のリズムにあわせ、動き方や表示速度が変わるという演出がなされている。 ゲームオーバーやシナリオ分岐といったものは存在しない。また、作中幾つか存在する謎解きの場面は付属説明書にヒントが記載されている。
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