アルコール依存症は否認の病といわれます。否認とは、自分が依存症になっていると認めないことを言います。「自分はアルコール依存症ではない」「自分には酒の問題はない」と飲酒の問題を全く認めないことだけではなく、「確かに酒の問題はあるが、やめようと思えばいつでもやめられる」「アルコール依存症だと思うが、それほど重症ではない」などと考えるのも、問題を実際よりも軽く考えているという点で、否認であるといえます。ほかにも、「仕事上必要だから仕方なく飲んでいる」「眠れないから飲むだけだ」などと、自分が飲酒をコントロールできないことをほかの原因に求めたり、「酒を飲んで死ぬなら本望だ」「どうせ止めてもいいことはない」などと、最初からあきらめてしまって結果的には飲み続けてしまうのも、よく見られる否認です。否認は、自分が深刻な状況にあるということから身を守るための心理的な防衛機制の一種と考えられ、依存症の人は誰でも多かれ少なかれ否認があるものです。しかし、否認は、飲酒問題の解決を妨げるものであり、否認を克服していくことが依存症の回復のプロセスそのものともいえます。
denial
別表記:ディナイアル
2. She was in denial about her illness.(彼女は自分の病気を認識していなかった。)
3. The company's denial of responsibility angered the public.(会社の責任否定は、世間の怒りを買った。)
4. His denial of the request surprised everyone.(彼の要求拒否はみんなを驚かせた。)
5. The government issued a denial of the rumors.(政府はその噂を否定した。)
6. She remained in denial about her financial problems.(彼女は自分の財政問題を認識していなかった。)
7. The athlete's denial of doping was later proven to be true.(選手のドーピング否定は後に真実であることが証明された。)
8. His denial of the facts was not convincing.(彼の事実否定は説得力がなかった。)
9. The company faced a denial of service attack.(その会社はサービス拒否攻撃に直面した。)
10. Her denial of the accusations raised doubts.(彼女の告発否定は疑念を抱かせた。)
「denial」の基本的な意味
「denial」とは、否定や拒否を意味する英単語である。主に、事実や要求、感情などを認めないことや、それを表明することを指す。また、心理学用語としては、自分が抱える問題や困難な状況を認識しないことを指すこともある。「denial」の語源
「denial」は、ラテン語の「denegare」(否定する)が語源である。これが古フランス語において「denier」に変化し、さらに中英語を経て現代英語の「denial」となった。このような経緯を辿ることで、否定や拒否といった意味が受け継がれている。「denial」の発音・読み方
「denial」の発音は、ディナイアル(/dɪˈnaɪəl/)と読む。アクセントは「na」の部分に置かれるため、その部分を強調して発音することがポイントである。「denial」の覚え方
「denial」を覚える際には、単語の意味である「否定」や「拒否」といった言葉を連想することが効果的である。また、「deny」という動詞が「否定する」という意味であることを覚えておくと、関連性から「denial」も思い出しやすくなる。「Distributed denial of service (DDoS)」とは
「Distributed denial of service (DDoS)」は、複数のコンピュータから一つのサーバーやネットワークに対して大量のアクセス要求を送り、そのサービスを利用不能にする攻撃手法を指す。これにより、対象となるサーバーやネットワークが過負荷状態に陥り、正常なサービス提供ができなくなる。「denial」を含む英熟語・英語表現
「in denial」とは
「in denial」とは、自分が抱える問題や困難な状況を認識しないでいる状態を表す表現である。主に心理学用語として使われ、自己防衛のために現実を否定することが含まれる。「denial of service」とは
「denial of service」とは、サーバーやネットワークに対してアクセス要求を送り、そのサービスを利用不能にする攻撃手法を指す。これにより、対象となるサーバーやネットワークが過負荷状態に陥り、正常なサービス提供ができなくなる。「denial」の類語
「denial」の類語には、「rejection」(拒絶)、「refusal」(拒否)、「negation」(否定)などがある。これらの単語も、事実や要求を認めないことや、それを表明することを指す場合が多い。「denial」の使い方・例文
1. He issued a denial of the allegations.(彼はその告発を否定した。)2. She was in denial about her illness.(彼女は自分の病気を認識していなかった。)
3. The company's denial of responsibility angered the public.(会社の責任否定は、世間の怒りを買った。)
4. His denial of the request surprised everyone.(彼の要求拒否はみんなを驚かせた。)
5. The government issued a denial of the rumors.(政府はその噂を否定した。)
6. She remained in denial about her financial problems.(彼女は自分の財政問題を認識していなかった。)
7. The athlete's denial of doping was later proven to be true.(選手のドーピング否定は後に真実であることが証明された。)
8. His denial of the facts was not convincing.(彼の事実否定は説得力がなかった。)
9. The company faced a denial of service attack.(その会社はサービス拒否攻撃に直面した。)
10. Her denial of the accusations raised doubts.(彼女の告発否定は疑念を抱かせた。)
否認
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