D3000番台シリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 09:54 UTC 版)
「ニコンのデジタル一眼レフカメラ製品一覧」の記事における「D3000番台シリーズ」の解説
D4桁シリーズのうち、最も下位に位置する初心者向けモデル。シャッター優先オートや絞り優先オートなどをガイド付き設定可能な「ガイドモード」を搭載しているのが特徴。 D3000(2009年8月28日発売、DXフォーマット) - D60のマイナーチェンジモデル。デジタル一眼レフカメラとして初となる「ガイドモード」を搭載。センサーは10.2メガピクセル。背面液晶は3型23万ドット。ライブビューや動画撮影機能は搭載しない。シャッター横のアクティブDライティングボタンがInfoボタンに変わっており、上面部の配置はD5000とほぼ同じになった。背面に関してはD60を踏襲。液晶が大型化しているが、重量はむしろわずかに軽くなっている。ボディ内にオートフォーカス用モーターが搭載されていないため、ボディのモーターを使用するレンズ(AF-S・AF-I以外)ではオートフォーカスは使用できない。 D3100(2010年9月16日発売、DXフォーマット) - D3000の後継モデル。14.2メガピクセルの新型CMOSセンサーを搭載。背面液晶は3型23万ドット。映像処理エンジンに新型のEXPEED2を搭載。ニコンの一眼レフでは初めて、フルHD(1920×1080、30p)動画撮影機能Dムービーを搭載した。また、D5000にも搭載されたライブビュー機能も搭載したことにより、エントリー機としての完成度を高めた。ボディ内にオートフォーカス用モーターが搭載されていないため、ボディのモーターを使用するレンズ(AF-S・AF-I以外)ではオートフォーカスは使用できない。 D3200(2012年4月19日発売、DXフォーマット) - D3100の後継機。2420万画素(有効画素)のAPS-Cサイズ23.2mm×15.4mmのCMOSセンサーを搭載。モニターには3インチ92万ドットの液晶ディスプレイを採用。画像処理エンジンはEXPEED3。D3100では数量限定だったレッドボディが標準でラインナップされた。また、別売ワイヤレスモバイルアダプターによるスマートデバイスとの双方向通信機能がニコンDシリーズで初めて搭載された。 D3300(2014年2月6日発売、DXフォーマット) - D3200の後継機。光学ローパスフィルターを非搭載とした2410万画素のCMOSセンサーを採用、一層の解像感向上を図っている。画像処理エンジンはEXPEED 4を使用、先に同エンジンを搭載したD5300同様最大常用ISO感度が12800にアップした。炭素繊維素材を使用したモノコック構造を採用し、小型化・軽量化を実現。さらに、レンズキットに使用される標準レンズのリニューアル(AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6 VR II採用)により、レンズを含めたトータルシステムが小型化されている。2016年の『映画 聲の形』では、ニコンの協力によりD3300が緻密な描画で登場し、ストーリー上で重要な役割を果たす。 D3400(2016年9月16日発売、DXフォーマット)- D3300の後継機。ローパスレスの2416万画素のAPS-CサイズのCMOSセンサーを採用。最大常用感度がISO 25600にアップした他、SnapBridgeと呼ばれるBluetoothを用いたスマートフォンとの同時接続機能が追加された代わりに、Wi-fi機能は搭載していない。また、レンズキットとして付属する標準レンズの改良が行われ、AFにステッピングモーターを採用するレンズ(AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR)へとリニューアルされた。従来なかった制約事項としてAF-SレンズDタイプはオートフォーカスできずマニュアルフォーカスで使用、モーターを内蔵しないAFレンズは露出モードMで使用可能だが露出計は使用できないということが生じた。 D3500(2018年9月28日発売、DXフォーマット)- D3400のマイナーチェンジ機。高さ1mm奥行き6mm質量30gだけ小型軽量化され365g(本体のみ)。撮影可能コマ数は1200コマから1550コマに向上した。
※この「D3000番台シリーズ」の解説は、「ニコンのデジタル一眼レフカメラ製品一覧」の解説の一部です。
「D3000番台シリーズ」を含む「ニコンのデジタル一眼レフカメラ製品一覧」の記事については、「ニコンのデジタル一眼レフカメラ製品一覧」の概要を参照ください。
- D3000番台シリーズのページへのリンク