鸞
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鸞(らん)は中国神話の伝説の霊鳥。日本の江戸時代の百科事典『和漢三才図会』には、実在の鳥として記載されている。それによれば、中国の類書『三才図会』からの引用で、鸞は神霊の精が鳥と化したものとされている。「鸞」は雄の名であり、雌は「和」と呼ぶのが正しいとされる。鳳凰が歳を経ると鸞になるとも、君主が折り目正しいときに現れるともいい、その血液は粘りがあるために膠として弓や琴の弦の接着に最適とある[1]。
- ^ 寺島良安著 島田勇雄・竹島淳夫・樋口元巳訳注『和漢三才図会』 6巻、平凡社〈東洋文庫〉、1987年、319-320頁。ISBN 978-4-582-80466-9。
- ^ 笹間良彦『図説・日本未確認生物事典』柏書房、1994年、163頁。ISBN 978-4-7601-1299-9。
- 1 鸞とは
- 2 鸞の概要
鸞(らん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 01:31 UTC 版)
鳳凰のように色鮮やかな鳥。所有者の王を発信元か受取人にする場合に限り、声を吹き込んで送ることのできる鳥。送り先を指定すれば、その者が旅の道中であってもちゃんと届けることができる。餌は一国を飛び越えるごとに銀一粒。慶の金波宮から雁の大学まで渡るのに3日掛かる。梧桐宮に10羽から20羽程が住んでいる模様。個体によって尾羽の模様が違うため、尾羽を見ればどこの国の鸞かわかる。雲海を越えられないため、雲海の下で飛ばしたり受け取ったりする。
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鸞
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鸞(らん)は、鳳凰の一種で青いものをさすとも、鳳凰は赤いのに鸞は青いから別のものともいう。『淮南子』によれば、応竜は蜚翼を生み鳳凰が鸞鳥を生んだとされている、鳳凰は鸞鳥を生み鸞鳥が諸鳥を生んだとされている。唐の『初学記』(728年)によれば、鸞とは鳳凰の雛のこととされる。また江戸時代の『和漢三才図会』は鸞を実在の鳥とし、中国の類書『三才図会』からの引用で、鸞は神霊の精が鳥と化したものとする。また鳳凰が歳を経ると鸞になるとも、君主が折り目正しいときに現れるとしている。またその声は5音の律、赤に5色の色をまじえた羽をたたえているとされ、鳳凰と区別し難い。
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鸞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 10:23 UTC 版)
平安な治世に姿をあらわす鳳凰とよく似た姿の青色っぽい羽を持つ霊鳥。鳳凰から生まれ、鸞鳥から諸鳥が生まれたとする。
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鸞
鸞
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