おおいまつりごと‐の‐つかさ〔おほいまつりごと‐〕【太＝政＝官】
読み方：おおいまつりごとのつかさ
「だいじょうかん（太政官）1」に同じ。
だいじょう‐かん〔ダイジヤウクワン〕【▽太政官】
読み方：だいじょうかん
１ 律令制で、神祇官(じんぎかん)と並ぶ中央の最高行政機関。八省以下を統轄して政務を行った。長官は太政大臣で、これに次いで左右大臣があり、のちに内大臣が置かれた。事務局として少納言局・弁官局が付属した。おおいまつりごとのつかさ。
２ ⇒だじょうかん（太政官）1
太政官(1)
だじょう‐かん〔ダジヤウクワン〕【▽太政官】
太政官
太政官
太政官
太政官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/20 10:22 UTC 版)
太政官とは、日本のほぼ奈良時代から始まる最高行政機関。律令制に基づき司法・行政・立法を司った。鎌倉時代から始まる武家政権の時代には実質的には機能せず、それを挟んだ前後二種類がある。
注釈
出典
- ^ 森田悌『日本古代律令法史の研究』第二部第一章第二節「太政官制と政務手続」、文献出版、1986年。および大隅清陽『律令官制と礼秩序の研究』第一部第一章「弁官の変質と律令太政官制」、吉川弘文館、2011年。
- ^ 柳雄太郎『律令制と正倉院の研究』第一部第三章「太政官における四等官構成」、吉川弘文館、2015年。柳は大納言・少納言の四等官編入によって右大臣は次官から長官に上昇し、四等官に組み込めなかった中納言は一時廃止されたとする。
- ^ 久水俊和「内野の太政官庁」『中世天皇家の作法と律令制の残像』八木書店出版部、2020年、ISBN 978-4-8406-2239-4、pp. 283-311。
- ^ 参考：小和田哲男『この一冊で日本の歴史がわかる!』三笠書房、1996年、p. 111。
- ^ 『太政官日誌 第一（慶應四戊辰二月）』。国立国会図書館デジタルコレクション。
- ^ 佐々木克『NHKさかのぼり日本史4 : 明治「官僚国家」への道』NHK出版、2011年。
- ^ 神祇省は1872年、設置後半年で教部省と改称したが以後に廃止された。改称した際に一部分が分割され式部寮として残った。
- ^ 『掌中官員録』西村組出版組、1875年（明治8年）。
[続きの解説]
太政官
「太政官」の例文・使い方・用例・文例
- 太政官庁の,朝所という建物
- 右大臣という,太政官の長官
- 太政官札という紙幣
- 太政官が天皇に上奏する儀式
- 太政官牒という公文書
- 太政官の印を押した文書
- 律令制において,太政官に属した中央官庁
- 太政官という,律令制の官庁
- 太政官という,明治政府の官庁
- 律令制において,太政官の上官
- 太政官布告という,明治初期の法令の公布形式
- 太政官布告という,明治初期に公布された法令文書
- 奈良時代における,知太政官事という地位
- 奈良時代における,知太政官事という地位の人
- 律令制で,国政の最高機関である太政官の次官
- 律令制で,太政官八省のうちの兵部省という行政機関
- 律令制で,太政官八省のうちの兵部省の長官
- 大外記という,太政官の役職
- 大外記という,太政官の役職にある人
- 太政官符という公文書
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