鬼燈

デジタル大辞泉

ほう‐ずき〔‐づき〕【酸^＝漿／鬼^＝灯】

読み方：ほうずき

⇒ほおずき

[補説] 仮名で「ほうずき」と書くのは誤り。

ほお‐ずき〔ほほづき〕【酸^＝漿／鬼^＝灯】

読み方：ほおずき

１ ナス科の多年草。高さ60〜90センチ。地下茎を伸ばして増える。葉は卵形で縁に粗いぎざぎざがある。6、7月ごろ淡黄白色の花が咲く。その後、萼(がく)が大きくなって果実を包み、初秋、果実が熟して萼とともに赤く色づく。地下茎を漢方で鎮咳(ちんがい)薬などにする。かがち。ぬかずき。《季 秋 花＝夏》「—の相触れてこそ蝕ばめり／地蔵尊」

２ 子供が口に入れて舌で押し鳴らすもの。ホオズキの実から中の種子をもみ出してこしらえる。またテングニシなどの貝の卵嚢(らんのう)を用いて作り、海ほおずきとよぶ。

花

実

難読語辞典

鬼灯

読み方：ホオズキ（ｈｏｏｚｕｋｉ）

ナス科の多年草

世界宗教用語大事典

ほおずき 【酸漿・鬼灯】

ナス科多年草。記紀に八岐大蛇の目を赤酸漿（カガチはホオズキの異称）と表現している。日本で手遊びや薬用にされるが、お盆の精霊迎えにホオズキ提灯を飾る。「丹波ホオズキ」の名があるが「魂ホオズキ」が訛ったものといい、ホオズキは精霊の依代ともされていたようだ。民家で植えるのは病人が出るとして嫌う地方もある。夜これをほおばって鳴らすと蛇や化物が来るともされる。東京浅草の浅草寺では四万六千日の縁日（七月一〇日）には境内に前日から鬼灯市が開かれる。

短編小説作品名辞典

鬼灯

作者皆川博子

収載図書秘め絵燈籠
出版社読売新聞社
刊行年月1989.12

鬼灯

作者勝目梓

収載図書夢魔
出版社徳間書店
刊行年月1990.3
シリーズ名トクマ・ノベルズ

鬼灯

作者森真沙子

収載図書妖恋花―幻想押花帖
出版社実業之日本社
刊行年月1994.12

鬼灯

作者小池真理子

収載図書最新「珠玉推理(ベスト・オブ・ベスト)」大全 中
出版社光文社
刊行年月1998.9
シリーズ名カッパ・ノベルス

収載図書薔薇船
出版社早川書房
刊行年月1999.9

収載図書怪しい舞踏会―日本ベストミステリー選集 29
出版社光文社
刊行年月2002.5
シリーズ名光文社文庫

収載図書薔薇船
出版社早川書房
刊行年月2003.10
シリーズ名ハヤカワ文庫JA

収載図書くちづけ
出版社出版芸術社
刊行年月2008.4
シリーズ名ふしぎ文学館

薬用植物一覧

ホオズキ

科名： ナス科 別名： サンショウ 生薬名： サンショウコン（酸漿根） 漢字表記： 鬼灯 原産： 日本 用途： 果実を包んでいる袋状のものは、花が終わった後に萼が成長したものです。7月上旬に、東京・浅草寺で開催されるホオズキ市は全国的に有名です。 学名： Physalis alkekengi L.    var. francheti Makino

植物名辞典

鬼灯

読み方：ホオズキ（ｈｏｏｚｕｋｉ）

ナス科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Physalis alkekengi var.franchetii

近代文学作品名辞典

鬼灯

読み方：ホオズキ（ｈｏｏｚｕｋｉ）

作者 中勘助

ジャンル 詩

ウィキペディア

ホオズキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/09/04 05:10 UTC 版)

ホオズキ（鬼灯、鬼燈、酸漿）は、ナス科ホオズキ属の一年草または多年草とその果実。カガチ、ヌカヅキ、丹波ホオズキなど称する。

ウィキペディア小見出し辞書

鬼灯（ほおずき）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/06/07 16:13 UTC 版)

「金星特急」の記事における「鬼灯（ほおずき）」の解説

伊織と錆丸の実母。老舗の遊女屋「鈴海老」の売れっ子花魁だった。伊織を溺愛している分、錆丸には全くの無関心だった。伊織に殺された。

鬼灯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/04/30 01:50 UTC 版)

「ホオズキ」の記事における「鬼灯」の解説

日本の仏教習俗であるお盆では、ガクに包まれたホオズキの果実を死者の霊を導く提灯に見立て、枝付きで精霊棚（盆棚）に飾る。ほおずきに「鬼灯」の字を当てるのは、盆に先祖が帰ってくるとき目印となる提灯の代わりとして飾られたことに由来する。

鬼灯（ほおずき）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/07/13 09:42 UTC 版)

「学園封鎖」の記事における「鬼灯（ほおずき）」の解説

冷徹な集団の女性リーダー。ミステリアスな髪の長いソバージュの女性。自身と似た白菊という名の人形を携えている。

鬼灯（ほおずき）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/23 15:38 UTC 版)

「大神 (ゲーム)」の記事における「鬼灯（ほおずき）」の解説

鬼灯の実のような妖怪。種を飛ばして人を襲う。頑丈な蕾で自身の核を守っており、怯ませてから「桜花」をすると核が出現する。

鬼灯（ほおずき）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/09 00:26 UTC 版)

「貧乏神が!」の記事における「鬼灯（ほおずき）」の解説

楓の使い魔。見た目はコアラのぬいぐるみ。体には縫い目があり、そこから貧乏神道具を出す。身長61cm。