高島市海津・西浜・知内の水辺景観とは? わかりやすく解説

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高島市海津・西浜・知内の水辺景観

名称: 高島市海津・西浜・知内の水辺景観
ふりがな たかしましかいづ・にしはま・ちないのみずべけいかん
種別 重要文化的景観
都道府県 滋賀県
市区町村 高島市
管理団体
選定年月日 2008.03.28(平成20.03.28)
選定基準 選5,選7
追加選定年月日
解説文: 「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」の特徴は、琵琶湖はじめとする河川内湖扇端部の湧水水源とする小河川、さらに増水時に冠水する水田等によって形成される多様な水界である。これらはそれぞれ地域固有の豊かな生態系示し、特に魚類多様である。その多様性併せて発達した伝統漁法に、河川を簀で遮断し遡上する漁獲部分誘導するヤナ漁や、カラスの羽を着けサオ湖岸に寄るアユ驚かせながら網に追い込むオイサデ漁等がある。漁法以外にも、洗濯のための「橋板」や「イケ」と呼ばれる水場共同井戸など、多様な水文化が残る。
 本地区が歴史的に本格的な発展遂げるのは、日本海から琵琶湖経て京都に向かう湖上交通網整備され15世紀以降のことである。特に江戸時代においては宿場港町として多くの人や荷物が行交い内湖活用した荷物積み出し受け取りが行われ、旅人相手とする商売栄えるなど、港湾都市としての様相呈していたと考えられる。特に海津は、陸路航路結節点に当たり、地域生産品である淡水魚石灰を含む多く物資を、京都・大阪に運ぶ上で重要な場所となった。以上から「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」は、古来より北陸道琵琶湖湖上交通背景として、輸送商業活動それに携わる人々流通往来生み出した重要な文化的景観である。
「国指定文化財等データベース」の他の用語
重要文化的景観:  小鹿田焼の里  蕨野の棚田  近江八幡の水郷  通潤用水と白糸台地の棚田景観  遊子水荷浦の段畑  遠野  高島市海津・西浜・知内の水辺景観



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