開館後の歴史
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「とやま賞」を受賞した『無防備』(市井昌秀監督)は、全国公開に先駆けて2009年6月にフォルツァ総曲輪で先行上映され、6月13日・14日には市井監督のトークイベントが開催された。同年には「まちづくりとやま」が富山市で短編映画『温玉onたいむ』の製作を企画した。富山市のアマチュア劇団や富山大学の劇団などが出演し、総曲輪や中央通り商店街で撮影を行った後に、10月24日から10月30日までフォルツァ総曲輪で上映した。 2010年3月14日の開館3周年記念イベントでは、比較文学研究者の金子幸代が成瀬巳喜男の作品について講演した。3月6日には経済学者の小倉利丸がパレスチナ問題に関する作品の解説を行い、4月には化学海洋学者の張勁(金子・小倉・張はいずれも富山大学教授)がドキュメンタリー作品の解説を行った。桜坂劇場の「桜坂市民大学」とモデルとして、同年5月にはライブホールや会議室などを開催場所とする講座「スコーラ・フォルツァ」を開講した。「映画製作」「雑学」「教科書」「カメラ(女性限定)」「食卓」「落語(子ども限定)」の6講座が開講され、一般市民がその分野の専門家に学んだ。2011年の東日本大震災後には、罹災証明書を提示した観客は無料で鑑賞できるサービスを行った。 2012年5月26日には、『内部被ばくを生き抜く』と『ミツバチの羽音と地球の回転』の公開に合わせて、鎌仲ひとみ監督のトークイベントが開催された。同年9月29日には『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』の上映に合わせて、監督の若松孝二と出演した井浦新のトークイベントが開催された。2013年6月8日には『千年の愉楽』(若松孝二監督)の上映に合わせて、出演した井浦新と大西信満によるトークイベントが開催された。 2014年には約400万円の予算でデジタルシネマ上映設備を導入した。2015年には塚本晋也監督の『野火』を上映し、氷見市出身の鎌仲ひとみ監督や射水市出身の市井昌秀監督などにも高く評価され、俳優の井浦新や安藤サクラが来館した。2015年9月にはグザヴィエ・ドラン監督の特集上映を行い、『胸騒ぎの恋人』、『私はロランス』、『Mommy マミー』、『エレファント・ソング』、『鏡』を上映した。2016年2月21日には、『ひとりひとりの戦場 最後の零戦パイロット』の上映後に楠山忠之監督を招いたトークイベントを行った。
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開館後の歴史
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しかし、昔の角座を復活させたいと、道頓堀に2004年1月1日、旧「角座」があった「角座ビル」の地下1階飲食店跡に、小さな演芸場をオープンさせた。「B1角座」という名前の由来はここからきている。客席数は150席(公称)。昼は若手からベテランの漫才師、音曲漫談家、落語家、手品師などが出演する寄席が、夜は若手芸人が出演のお笑いライブが行われた。ケーブルテレビ等で放送されているバラエティ番組「わらいのちから」の収録場所でもあった。 2008年4月に松竹芸能は、角座ビルの再開発を理由に、2008年5月31日をもっての閉館を正式に発表した。その数年前から、角座ビルの老朽化を根拠に「B1角座」の早晩の閉館が幾度か噂にのぼっており、実際に2006年3月には夕刊フジが角座ビル全体の閉鎖を報じたが、その際松竹芸能側は事実に反する旨の抗議及び声明を行い、後日夕刊フジ側は紙面に訂正文を掲載した。また2007年1月には、階上にあった映画館の閉鎖を受け、映画館跡を演芸場に改装して、移転拡大する計画が一旦発表されたが、後に映画館跡の構造上の問題が判明したため、同年4月に計画を断念した。結局2008年2月に入り、松竹から演芸場移転の要請があったことが明らかとなり、この時点で既に松竹芸能は同年5月末での閉館を示唆していた。 2008年5月31日、正司敏江・玲児がトリを務めた昼間の寄席興行と、オールナイトイベントとして行われたライブ「ジョンメロン~最後は角座に大集合~」をもって、「B1角座」は僅か4年5ヵ月の歴史に幕を下ろした。 松竹芸能は2008年7月5日より「STUDIO210」(旧「通天閣歌謡劇場」)に本拠を移し、毎週土曜日と日曜日に昼夜の演芸興行を行ったが、ほぼ毎日興行を行っていた従前に比べれば、実質的に縮小となってしまった。 2013年7月28日、松竹芸能は角座ビル跡地を取得したケンズネットワークから、跡地に建設された複合施設を賃借する形で「松竹芸能 DAIHATSU MOVE 道頓堀角座」を開場。5年2か月振りに道頓堀での演芸興行を復活させた。
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