開門都市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 15:42 UTC 版)
東の砦将(ひがしのさいしょう) 声 - 三宅健太 人間の遠征軍が魔界で占領した「開門都市」防衛の一角を担う傭兵部隊の長。戦闘能力のみならず指揮官としてもきわめて有能で、「草原の鷹」の二つ名を持つ。司令官が開門都市を住まう非軍人の人間もろとも放棄しようとするのを非難したため、彼から統治を押し付けられて、開門都市の新たな司令官および自治委員会の委員長となる。 もともと魔族に対しても公平な視点の持ち主であり、遠征軍占拠時代から魔族たちからも理解者として信頼されており、都市が人間と魔族の交流拠点となっていく中で重要な地位を占めるようになる。豪快だが細かな気配りもできて、非常に頼りになる人物だが、頭を使うことは苦手なため、そういうことは助手である副官に任せている。そのため副官に対してかなりの信頼を寄せている。また、考え事は苦手としているが、政治センスと大局眼はかなりのものがある。時には後先考えずに大胆に行動するがそれも彼の魅力の一つである。 後に開門都市およびそこに在中の民が氏族・衛門族を名乗り挙げてからは、他の氏族から「衛門の長(えいもんのおさ)」と呼ばれるようになる。 なお、勇者にとっては唯一の「同性の対等な友達」。 副官(ふくかん) 声 - 羽多野渉 人間。東の砦将の副官。原作では一部で副将(ふくしょう)とも表記される。人間族の駐留軍のほとんどが「開門都市」を放棄した後も、東の砦将と共に魔界に残り、右腕として彼を支える。 もとは下級貴族(騎士の家系)の三男坊で、食うために傭兵となり、砦将の副官となった。開門都市攻防戦では生き残った獣牙族を率いて遊撃隊となり、獅子奮迅の活躍を見せた。 魔族娘(まぞくむすめ) 声 - 松井恵理子 第二次聖鍵遠征軍によって占領された「開門都市」に取り残された多くの魔族の1人。「開門都市」の支配者となった人間の多くが取り残された魔族を差別的に扱っており、魔族娘も怯えながら生活している。責任のないことでも謝ってしまうのが口癖になっている。 遠征軍に参加した褒賞で酒場をはじめた男(声 - 山本兼平)の店で働く(原作では下級娼婦としても身を立てていたが、アニメ版では省略されている)。複数種族の混血で、蒼魔族のような肌と竜族のような角、猫目族のような瞳をもつ(アニメ版では人間と同じの瞳をしている)。漫画版では作品によって種族に差異がある。浅見版は竜族。石田版は獣牙族(羊のような角がある)。峠版も獣牙族だがイヌ科っぽい外見で、火竜公女や勇者曰く「けしからん胸」をもつ。 開門都市の中立都市成立後、黒騎士(勇者)の知人ということもあり、火竜公女の侍女として仕えることになり、火竜公女の多少スパルタな躾の下でマナーなどを教えてもらっている。
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