長岡内膳家とは? わかりやすく解説

細川内膳家

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/03 13:38 UTC 版)

細川内膳家(ほそかわないぜんけ[1])は、清和源氏細川氏庶流にあたる武家士族華族だった家。細川忠興の長男忠隆を祖とし、江戸時代には長岡を称して熊本藩の一門家臣となり[2]維新後には細川に復姓し士族を経て華族男爵家に列した[1]


  1. ^ a b c d e 松田敬之 2015, p. 639.
  2. ^ a b c d 森岡浩 2012, p. 426.
  3. ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus『細川忠隆』 - コトバンク
  4. ^ a b 華族大鑑刊行会 1990, p. 640.
  5. ^ a b 松田敬之 2015, p. 639-640.
  6. ^ a b c 松田敬之 2015, p. 640.
  7. ^ 松田敬之 2015, p. 641.
  8. ^ a b c d e 平成新修旧華族家系大成下485頁


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長岡(細川)内膳家

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細川氏」の記事における「長岡細川内膳家」の解説

(※熊本藩時代歴代当主熊本藩#藩主一門参照のこと。)関ヶ原の戦いの後、忠興徳川家との関係重視し警戒を解くために嫡男・忠隆とその妻・春香院前田利家の娘千世)の離縁命じた。忠隆がこれに反発する廃嫡勘当し家康人質として差し出していた三男内記(忠利)を跡継ぎとして徳川家への臣従の意を示した廃嫡された忠隆は、京都謹慎蟄居して長岡休無号し祖父・幽斎の許に身を寄せ、幽斎死去後には京都いながら細川家扶持米3千石を受け、公家社会細川家を結ぶ能や茶の湯数寄者として余生過ごした。 子の長岡忠恒・忠春は、休無の死後藩主細川光尚から肥後熊本招かれ熊本藩一門家臣長岡内膳家となった藩主細川綱利時代に忠春の子・忠重(忠季とも)が計6千石継ぎ子孫代々一門首座列した家紋五七桐および細川九曜紋のほかに、ガラシャ出自を偲び明智氏土岐桔梗紋を裏紋とした。藩主家支藩以外の藩主一門は、細川藤孝一時期名乗った長岡」を江戸時代通じて名字としている。 1755年宝暦5年)の熊本藩藩校時習館設立に際しては、内膳当主長岡忠英が初代総長任じられその後時習館での横井小楠北里柴三郎などの人材育成繋がった1871年(明治4年)に当主長岡忠穀(ただよし)が細川姓に復して細川忠穀を名乗りその後男爵授爵した。忠穀三男隆春(たかはる)は細川氏を祭る出水神社 (熊本市)水前寺成趣園内)の第5代社司大阪大学医学部名誉教授細川亙(こう)は隆春の孫。また、政治家政治評論家細川隆元とその甥・細川隆一郎明治時代内膳家から分家した牧崎細川家出である。隆元の甥の細川隆英九州大学理学部名誉教授、隆英の甥の町並陸生まちなみりくお)は東京大学医学部名誉教授であるなど、細川内膳家近現代において著名な学者政治家多数輩出している。 江戸時代藩主御茶屋で、明治時代細川内膳家住んだ熊本郊外の砂取邸跡は水前寺江津湖公園一部熊本県立図書館庭園)として整備されている。

※この「長岡(細川)内膳家」の解説は、「細川氏」の解説の一部です。
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