金剛般若経とは? わかりやすく解説

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こんごうはんにゃ‐きょう〔コンガウハンニヤキヤウ〕【金剛般若経】

読み方:こんごうはんにゃきょう

大乗経典。1巻鳩摩羅什(くまらじゅう)訳が著名一切法の空(くう)・無我説き、特に禅宗系統重んじられた。金剛般若波羅蜜経金剛経


こんごうはんにゃきょう 【金剛般若経】

詳名は金剛般若波羅蜜経一巻鳩摩羅什訳。金剛経とも。菩提流支多くの異訳がある。一切存在空・無我であることを説く

金剛般若経〈後奈良天皇宸翰/〉


金剛般若経〈蘭渓道隆筆/〉

主名称: 金剛般若経〈蘭渓道隆筆/〉
指定番号 2289
枝番 00
指定年月日 1974.06.08(昭和49.06.08)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 1帖
時代区分 南宋
年代
検索年代
解説文:  折本装、楮紙墨界施し一頁五行一行十七字詰書写する。書風は張即之風の鋭い筆鋒示し奥書はないが蘭溪道隆大覚禅師一二一三一二七八)の書写にかかることは明らかで、巻尾に「蘭溪」の朱円印、「巨福建長」の方印を捺す本経はもと宝珠庵伝来した四十二章経書風に最も近く、ほぼ同期の筆と認められる蘭溪自筆経として鎌倉写経史上にも注目される一巻である。
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金剛般若経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/02 02:18 UTC 版)

金剛般若経(こんごうはんにゃきょう)、正式名称:金剛般若波羅蜜経(こんごうはんにゃはらみつきょう、: Vajracchedikā-prajñāpāramitā Sūtra, ヴァジュラッチェーディカー・プラジュニャーパーラミター・スートラ)とは、大乗仏教般若経典の1つ。略して金剛経(こんごうきょう)とも言う。その長さから、「三百頌般若経」等とも呼ばれる。その諸行無常を説いた節は、夢幻泡影(むげんほうよう)、泡沫夢幻(ほうまつむげん)と抜粋され四字熟語化された[3]


  1. ^ a b Online Gallery – Sacred Texts: Diamond Sutra”. Bl.uk British Library (2003年11月30日). 2021年5月10日閲覧。
  2. ^ Schopen, Gregory (2004). "Diamond Sutra". MacMillan Encyclopedia of Buddhism. 1. New York: MacMillan Reference USA. pp. 227–28. ISBN 0-02-865719-5
  3. ^ 三省堂 新明解四字熟語辞典
  4. ^ 『大乗仏典1』 中公文庫 p325
  5. ^ 大正蔵には『大品般若経出到品第二十一』も宋 思渓資福藏の異テキストを収録している。
  6. ^ 東京弘教書院『大日本校訂 大藏経』(縮刷藏本、1880~1885年)
  7. ^ 庄司史生「東洋文庫所蔵・河口慧海将来蔵外写本 チベット語訳『金剛般若経』と『法華経』について」『東洋文庫』第43巻、2011年、19-42頁、NAID 120006624464 
  8. ^ British Library Turning the Pages のTHE OLDEST PRINTED BOOKで閲覧できる。
  9. ^ 金剛般若波羅蜜経」『SAT大正新脩大藏經テキストデータベース』、東京大学大学院人文社会系研究科、No.235、2018年https://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT2015/T235_..0000000:0000000.cit 
  10. ^ 九州大学、山口県立大学国際文化学部教授を歴任。


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