般若経
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般若経(はんにゃきょう、梵:Prajñāpāramitā sūtra, プラジュニャーパーラミター・スートラ)は、大乗仏教経典の中でも特に般若波羅蜜(般若波羅蜜多)を強調して説く経典群の総称[1][2]。
- ^ 「般若経」- デジタル大辞泉、小学館。
- ^ 「般若経典」- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、Britannica Japan
- ^ 平川 1971, pp. 587–589.
- ^ a b c 『般若経』 - コトバンク
- ^ Williams, Paul; Mahayana Buddhism, the doctrinal foundations, pages 52.
- ^ 「金剛般若経」『SAT大正新脩大藏經テキストデータベース』、東京大学大学院人文社会系研究科、No.0235, 0748c27、2018年 。
- ^ Nagatomo 2000, pp. 213, 238.
- ^ 藤谷厚生, 「金光明経の教学史的展開について (PDF) 」『四天王寺国際仏教大学紀要』 平成16年度 大学院 第4号 人文社会学部 第39号 短期大学部 第47号, p.1-28(p14), NAID 110006337539
- ^ 出三蔵記集卷十『大智論記』
- ^ 『大乗仏典 般若部経典 1』 長尾雅人・戸崎宏正訳 中公文庫 p326
- ^ 「世界大百科事典 第2版」2006年 平凡社
- ^ チベット語訳 『金剛般若経』 と 『法華経』 について 庄司 史生 p38
般若経
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/30 01:15 UTC 版)
『般若経』が説かれて初めて大乗仏教の根幹をなす教えが完成した。その中で空が繰り返し主張されている。 『大品般若経』では「空」を「諸法は幻の如く、焔(陽炎)の如く、水中の月の如く、虚空の如く、響の如く、ガンダルヴァの城の如く、夢の如く、影の如く、鏡中の像の如く、化(変化)の如し」と十喩を列挙して説明している。さらに空を分類して、 内空 (Adhyātma-śūnyatā) 外空 (Bahirdhā-śūnyatā) 内外空 (Adhyātmabahirdhā-śūnyatā) 空空 (Śūnyatā-śūnyatā) 大空 (Mahā-śūnyatā) 第一義空 (Paramārtha-śūnyatā) 有為空 (Saṃskṛta-śūnyatā) 無為空 (Asaṃskṛta-śūnyatā) 畢竟空 (Atyanta-śūnyatā) 無始空 (Anavarāgra-śūnyatā) 散空 (Anavakāra-śūnyatā) 性空 (Prakṛti-śūnyatā) 諸法空 (Sarvadharma-śūnyatā) 自相空 (Svalakṣaṇa-śūnyatā) 不可得空 (Anupalambha-śūnyatā) 無法空 (Abhāva-śūnyatā) 有法空 (Svabhāva-śūnyatā) 無法有法空 (Abhāvasvabhāva-śūnyatā) の十八空(経典によっては二十空)を挙げ詳説している。
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般若経
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 18:49 UTC 版)
初期の般若経典は、縁起する諸法の本質は空であるとし、個別の特徴を持たない(無相)とした。それゆえに全ての執着を離れることが強調された。
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