重相関係数

デジタル大辞泉

じゅうそうかん‐けいすう〔ヂユウサウクワン‐〕【重相関係数】

読み方：じゅうそうかんけいすう

重回帰式による予測値と実際に測定される値との相関関係の程度を示す数値。相関係数のうち、説明変数が2つ以上あるもの。−1から1までの値をとり、1に近いほど正の相関関係、−1に近いほど負の相関関係が強く、0に近いほど相関関係が弱い。2乗すると決定係数が得られる。

統計学用語辞典

重相関係数 multiple correlation coefficient

　実測値 Y と予測値 Yhat の相関係数であり，R で表されることが多い（0≦ R ≦ 1。もし，重回帰式による予測が完全ならば R=1 になる）。
詳しくは，重回帰分析を参照のこと。

重相関係数

　p 個の変数があるとき，ある 1 変数を残りの p-1 個の変数で予測しようとするとき，その説明率を表すのが重相関係数である（これは，重回帰分析のときに得られる重相関係数に他ならない）。
　変数 i に対する重相関係数 R は，相関係数行列 r の逆行列の要素を rⁱⁱ としたとき，次式により求められる。
　　……（1）

OR事典

重相関係数

読み方：じゅうそうかんけいすう
【英】：multiple correlation coefficient

重回帰分析で求めた回帰式を1つの変数と考えて, それと目的変数の相関係数を重相関係数という. その2乗を決定係数または寄与率といい, 回帰による平方和(回帰式の値の平方和)の目的変数の平方和に対する比率を表す.

Weblio日本語例文用例辞書

「重相関係数」の例文・使い方・用例・文例

• 重相関係数という相関係数