里見義実
里見義実
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「南総里見八犬伝の登場人物」の記事における「里見義実」の解説
里見 治部大輔 義実(さとみ じぶのたいふ よしざね)。 史実については里見義実参照。 安房里見家初代当主。伏姫の父。『八犬伝』の物語の因果の種を蒔いた人物。 父・里見季基とともに結城合戦に参加するが、嘉吉元年(1441年)の結城落城に際し、2人の家臣(杉倉氏元・堀内貞行)とともに安房に落ち延びる。その途中、三浦半島で白龍の昇天を見る。そのころ、安房4郡のうち2郡を治めていた滝田城主神余光弘が逆臣山下定包に討たれ、民衆は暴政に苦しんでいた。館山城主安西景連を訪問した義実は非礼の応対を受け、安房にはいない鯉を探すように命じられるが、その途中で神余家の旧臣・金碗八郎と邂逅する。八郎の協力を得て兵を挙げた義実は、定包を討って2郡を平定する。かつて光弘の愛妾であり定包の妻となっていた玉梓を捕らえた義実は、玉梓の助命を一度は口にするものの、八郎に諌められてその言葉を翻す。玉梓は呪詛の言葉を残して斬首された。 上総国椎津城主の真里谷入道静蓮の娘・五十子(いさらご)を妻に迎え、伏姫と里見義成の父となる。 長禄元年(1457年)、里見領の飢饉に乗じて隣国の安西景連が侵攻し、滝田城が包囲され落城寸前となった時、飼い犬の八房に「景連の首を取って来たら、褒美に伏姫を嫁にやる」と言う。八房は一声吠えると敵陣に踊り込み、景連の首を持参して戻って来た。混乱に陥った安西軍を里見軍は破ることに成功、さらには継嗣のない安西領を平定し、安房国は里見家のもとに統一される。義実は褒美として山海珍味や係の役人を与えるが八房は一切興味を示さず、ついに伏姫の寝所へ乱入する。これを知っていきり立つ義実に、伏姫は「犬相手とは言え、君主たる者が一度口にした約束を違えてはいけない」と述べ、八房を伴い富山に入ることになる。 翌年、富山に入り伏姫の自害に立ち会う。その後、家督を義成に譲って滝田城で隠居し、「滝田老侯」と呼ばれる。物語後半では、富山で犬江親兵衛の再登場に立ち会っている。
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里見義実(さとみ よしざね)
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「八犬士」の記事における「里見義実(さとみ よしざね)」の解説
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里見 義実
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「戦国甲子園〜九犬士伝説〜」の記事における「里見 義実」の解説
野球部監督。普段は飄々としているが、ここぞというときに的確な指示を送る策士。
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