遺伝的影響
遺伝的影響
英語表記:hereditary effects
放射線が人体に与える影響で、被ばくした人の子孫に現れる遺伝的障害を遺伝的影響という。
放射線防護の観点からは、放射線被ばくによる遺伝的影響が発生する可能性(確率的影響)を仮定して、放射線防護の基準等が設定されいる。ICRP1990年勧告では、遺伝的影響の推定を行っており、低線量・低線量率に対しての影響確率(名目確率係数)を表示している。
1Svの被ばくに対して | |||||||||
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上記数値は、単位線量を被ばくしたときに影響が現れる頻度(確率的影響)を数値で示したもので、たとえば100人がそれぞれ1Svの被ばくを受けた場合、このうち遺伝的影響が現れる人数は、1.3人ぐらいあるかもしれないという数値。
遺伝的影響
遺伝的影響(hereditary effects)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 03:14 UTC 版)
「放射線障害」の記事における「遺伝的影響(hereditary effects)」の解説
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遺伝的影響(hereditary effects)
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「放射線障害」の記事における「遺伝的影響(hereditary effects)」の解説
放射線により、生殖細胞に起こった変化・損傷が原因で発生した影響。
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遺伝的影響(hereditary effects)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 03:14 UTC 版)
「放射線障害」の記事における「遺伝的影響(hereditary effects)」の解説
分類:確率的影響 遺伝的影響(いでんてきえいきょう、英: hereditary effects)とは、放射線によって生殖細胞に起こった変化・損傷を原因とする突然変異(mutation)が関係して発症するもので、とくに被曝した人の子孫に現れる影響をいう。遺伝的影響は生殖能力をもっているかまたは今後持つ人々(子供)が被曝したときでないと発生しない。 ただし、日本への原子爆弾投下による被爆者の疫学的調査においては、被爆者の子孫において遺伝的影響は認められておらず、2011年現在では、動物実験での報告があるのみである。 そのため、放射線障害としての奇形の事例は、すべて妊娠中における胎児への放射線被曝によるものである。 詳細は「放射線の胎児への影響」を参照
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