若松孝二とともにとは? わかりやすく解説

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若松孝二とともに

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 06:39 UTC 版)

磯貝一 (照明技師)」の記事における「若松孝二とともに」の解説

独立系成人映画転向した正確な時期不明であるが、本人によれば監督若松孝二には、1963年昭和38年9月3日公開され若松監督デビュー作『甘い罠以来、「ずっとついている」という。同作撮影技師記録映画出身門口友也若松第2作激し女たち』、第3作おいろけ作戦 プレイガール』では同じく秋山海蔵であったが、第4作不倫つぐない』からは、東宝の子会社である東京映画撮影技師であった伊東英男と組むことになり、以降多く伊東とのタッグ続いた若松助監督脚本家務め、自らの監督デビュー作『堕胎』(1966年)を伊東磯貝技術陣で固めた足立正生によれば、「呼吸合っていて、チームワーク抜群によかった」と回想する若松監督デビューの翌1964年昭和39年)、磯貝は、かならずしも若松作品だけではなく秋山海蔵組んで肉体の手形』(監督小林悟)、塩田太郎組んで『女の秘境』(監督高城浩)、中山光と組んで『おんな』(監督伊豆肇)、勝目勝こと金井勝と組んで腐肉喘ぎ』(監督新藤孝衛)といった作品照明を手がけた。1965年昭和40年)の若松プロダクション設立に際して同年6月公開され第1作壁の中の秘事』(監督若松孝二主演可能かづ子)あるいは『情事履歴書』(監督若松孝二主演千草みどり)には参加できず、撮影技師伊東英男であったが、照明技師森久であった同年12月公開された『欲望の血がしたたる以降は、コンスタント参加するうになる1968年昭和43年7月13日結成され鈴木清順問題共闘会議には、若松プロダクションは「無心参加する」と表明若松孝二大和屋竺足立正生沖島勲といった同社作家陣加え撮影技師伊東英男、助監督秋山未知汚現在の秋山道男)、製作主任弥山政之とともに磯貝署名し運動参加した。同会議呼びかけ人であった松田政男は「若松プロ第三段階突入」と評した1971年昭和46年)には、勝新太郎勝プロダクション招かれ同年3月6日公開され一般映画男一匹ガキ大将』(監督村野鐵太郎)で撮影技師吉岡康弘1934年 - 2002年)とタッグ組んだ1980年昭和55年7月5日公開され一般映画戒厳令の夜』(監督山下耕作)では、ヴェテラン撮影技師宮島義勇1909年 - 1998年)に対すヴェテラン照明技師岡本健一1914年 - 2002年)の助手務めている。若松孝二組んだ最後作品は、1982年昭和57年1月23日公開され一般映画水のないプール』であり、このときの撮影技師は袴一喜であった。この時期結果的にこの技術者最晩年に当たり、以降梅沢薫監督作中心に撮影技師志村敏雄とのタッグ組んで仕事をした。1983年昭和53年1月15日発行され鈴木義昭の『ピンク映画水滸伝』には、若松プロダクションの最若手である磯村一路らと参加した座談会収録されている。 1984年昭和59年6月末、死去した。満47歳没。野上正義は、「若松プロひとすじでガンバッて来た」という磯貝の「飲んだくれたあげくの激死だった」と評した。『キネマ旬報1984年7月下旬号の「ピンク映画時評」では、磯貝死に際し「ピンク映画行く末思わしむる、孤独なライトマンの死」と評し心から追悼の意」を表した

※この「若松孝二とともに」の解説は、「磯貝一 (照明技師)」の解説の一部です。
「若松孝二とともに」を含む「磯貝一 (照明技師)」の記事については、「磯貝一 (照明技師)」の概要を参照ください。

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